モナコとスペインで相次いでトラブルに見舞われたセルジオ・ペレスは、マックス・フェルスタッペンがドライバーズランキングでリードを広げていることで「プレッシャーから解放される」はずだとクリスチャン・ホーナーは考えている。

ペレスは、開幕数戦ではフェルスタッペンと互角に戦ったあと、14ポイントのビハインドでモンテカルロの週末を迎えた。しかし予選のクラッシュのあと、レースではポイントを獲得できず、チームメイトが優勝したため点差は39ポイントに広がった。

前回のカタルーニャ・サーキットはペレスにとってさらに悪化し、予選でのミスによりグリッド11番に終わった。ペレスは4位まで追い上げたが、フェルスタッペンが優勝したため、タイトル争いで53ポイント差になった。

レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、スカイ・スポーツのインタビューで、ペレスが挽回してフェルスタッペンとタイトル争いをするために何が必要かと尋ねられると「今のポイントを見ると、ふたりの間には大きな差があると思う…　どちらかというと、これによって彼のプレッシャーがなくなるはずだ」と答えた。


ペレスはモナコで今シーズン初めて無得点に終わった。

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「今の彼には失うものが何もない。彼はリラックスして深呼吸する必要があると思う。そう、ゆっくり息を吐けば、アゼルバイジャンや今年序盤のレースでしたように、我々が知っている通りの走りができるだろう」

ホーナーは、惜しくも表彰台こそ逃したものの、ペレスがスペインで見せたレース当日の挽回ぶりは、次戦のカナダに向けてペレスの自信になるはずだと語った。

「マックス・フェルスタッペンのチームメイトであるというのは… 今のあのマシンに乗っているマックスに勝てるドライバーはいないと思う。絶好調のドライバーを相手にしているが、それはとても厳しい」

「チェコにとって、それに対応するのは精神的にとても厳しい。しかし、すでに述べたように、今はポイントが離れているので、プレッシャーや、彼が自分に課している期待がややなくなるかもしれない。彼は、それらを解放して好きなように走る必要がある」

-Source: The Official Formula 1 Website