
メルセデスAMGペトロナスF1チームは、ミック・シューマッハが2023年のリザーブドライバーとしてチームに加わることを発表する。
2022年12月15日
ミックは、進行中のW14の開発において重要な役割を果たすことになる。我々は、チャレンジングな2022年シーズンから立ち直るところだが、彼は1年を通じてブラックリーのシミュレーターで定期的に作業を行う。ミックは新しい役割のなかですべてのグランプリに参加するので、この仕事はトラックサイドでも活用されるだろう。彼は年間を通じてマーケティング業務も行う。
ミックは過去2年間、ハースF1チームの一員としてレースに参戦していた。43戦に出場し、2022年イギリスGPでは8位となり、初のポイントフィニッシュを果たした。翌週の2022年オーストリアGPでは6位となり、キャリアベストの成績を収めた。
F1に昇格する前は、ジュニアカテゴリーで印象的な記録を残している。2018年のFIAフォーミュラ3ヨーロッパチャンピオンシップでは、最終11戦で5勝を含む9回の表彰台を獲得し、チャンピオンになった。FIAフォーミュラ2チャンピオンシップに進んだミックは、2年目に優勝2回、表彰台8回を果たし、2020年のタイトルを手にした。
23歳のミックは、その成熟度、技術的なフィードバック、仕事に対する姿勢など、ドライバーとして高く評価されるすべての資質において、キャリアを通じて強い印象を与えた。今や彼は、父親ミハエルが2010年から2012年まで在籍したチームに加わることになった。

ミック・シューマッハ
「2023年のリザーブドライバーとしてメルセデスAMGペトロナスF1チームに加わることを嬉しく思う。この非常に競争の激しいプロフェッショナルな環境で彼らのパフォーマンスに貢献できるよう、全力を尽くすことを約束する。これは新しいスタートとして受け止め、ワクワクしているし、僕を信頼してくれたトトや関係者の皆さんに感謝している。F1はとても魅力的な世界であり、学ぶことがたくさんあるので、これからさらに知識を吸収し、メルセデスチームのために全力を傾けるのを楽しみにしている」
トト・ヴォルフ(メルセデスAMGペトロナスF1チーム代表兼CEO)
「ミックは才能ある若手ドライバーであり、彼がチームに加わることを嬉しく思う。彼は勤勉で、冷静で系統的なアプローチをとり、ドライバーとして学び、向上することに貪欲だ。これらはすべて重要な資質であり、彼がW14の開発を助けてくれることを期待している。また、彼には2年間のF1レース経験があるので、急遽ルイスやジョージの代役を務めることになっても、マシンに乗り込むことができるだろう」
マルクス・シェーファー(メルセデスAMGペトロナスF1チーム非常勤会長兼メルセデス・ベンツAG CTO)
「ミックを迎えるのは素晴らしいことだ。彼はすでにトラックで素晴らしい才能を見せているが、それを開発面にも応用してくれることを期待している。この重要な役割において、彼は多くのことを提供することができる。我々は2023年に向けて大きな計画を持っており、ミックはメルセデスAMGペトロナスF1ファミリーの一員として、その計画に不可欠である」
-Source: Mercedes
2022年11月17日Signed. ✍️ @SchumacherMick meets the Boss. 🤝 pic.twitter.com/7kuQXlJdMS
— Mercedes-AMG PETRONAS F1 Team (@MercedesAMGF1) December 15, 2022