マーティン・ブランドル

10月にオースティンで開催されたアメリカGPで、コメンテーターで元レーサーのマーティン・ブランドル(62歳)の事件を受けて、F1はスターティング・グリッドに有名人がボディガードを帯同することを禁止した。

7度のワールドチャンピオン、ミハエル・シューマッハの元チームメイトでもある英国人のブランドルは、オースティンで、スカイテレビの恒例のレース前「グリッド・ウォーク」を行っていた。彼はラッパーのメーガン・ザ・スタリオンからコメントを引き出そうとした。

ブランドルは、マイクを手に彼女に近づき、F1に関するラップがあるかどうか尋ねたところ、彼女は「今日はラップはしない」と答えた。ブランドルは彼女に誰を応援しているのかを聞くと、ボディガードが質問はできないと言った。

ブランドルは「これまで質問してきたし、質問できる」と返した。彼は長年にわたりハリウッドの有名スターやスポーツ界の名選手にインタビューしており、ソーシャル・メディアで多くの人々を喜ばせてきた。

F1の情報筋はロイターに、スペースの制限やCOVID-19の規制により、ボディガードは認められなくなるが、有名人がインタビューに応じる義務はないことを認めた。

ブランドルは視聴者に新しいルールが導入されたことを伝え、「ブランドル条項」と呼んだ。

彼は19日、Twitterでさらに詳しく説明した。

Twitter:誤解を避けるために言えば、誰がF1グリッドを訪れようと気にしない。大勢来る方が楽しい。わたしに話しかけようと、無視しようと、押しのけようと、手を振ろうと、抱きしめようと、名前を呼ぼうと、あなたが幸せになれるなら何でもいい。わたしがお願いしたいのは、雰囲気にひたり、特権を楽しむことだ。グリッド・プロトコルの変更など求めていなかった。

-Source: Reuters.com

ブランドルはコラム↓で、このグリッドの件を皮肉たっぷりに書いている。