ハミルトン、2025年シーズンからメルセデスからフェラーリへ電撃移籍
7度のF1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンが、来年、複数年契約でメルセデスからフェラーリへセンセーショナルな移籍をすることになったが、彼はこの決断を「これまで下さなければならなかった最も難しい決断の一つ」としている。
ハミルトンは2013年シーズンからシルバーアローに所属し、7度のワールドタイトルのうち6つをこのチームで獲得している。
彼は昨夏にメルセデスと再契約し、2025年まで残留する新契約に署名していたが、注目を集める移籍を可能にするために、この契約は短縮されることになる。
2023年8月31日
ハミルトンの決断は、ブラックリーチームにとって厳しい2シーズンを経て下されたものである。メルセデスは、F1の最新のグラウンドエフェクト時代への適応に苦労し、レッドブルの後塵を拝した。
ルイス・ハミルトンは、2024年シーズン終了後にメルセデスからフェラーリに乗り換える。
この移籍によりハミルトンは、先月末にスクーデリアと「2024年以降」の契約延長に合意したシャルル・ルクレールとコンビを組むことになり、カルロス・サインツは今年末に道を譲らなければならない。
2024年1月25日
木曜日(2月1日)の夜、メルセデスは、ハミルトンが契約上のリリースオプションを有効にし、彼らとハミルトンが2024年末に袂を分かつことを認めた。 フェラーリもすぐに、7度の世界チャンピオンが複数年契約で2025年から加入すると発表した。
2024年2月2日
ルイス・ハミルトン
「このチーム(メルセデス)とともに素晴らしい11年間を過ごしてきた。一緒に達成してきたことをとても誇りに思う」
「メルセデスは13歳の時から僕の人生の一部だった。僕が成長してきた場所なので、そこを離れる決断は、これまでで一番難しい決断のひとつだった」
「しかし、この一歩を踏み出すのにふさわしい時期が来ており、新たな挑戦に取り組むことにワクワクしている。メルセデスファミリーの素晴らしいサポート、特にトトの友情とリーダーシップに永遠に感謝し続けるだろうし、そうしたい。今シーズン、最高のパフォーマンスを発揮し、シルバーアローでの最後の年を思い出に残る年にすることに100%取り組んでいる」
トト・ヴォルフ:メルセデスのチーム代表兼CEO
「チームとドライバーの組み合わせという点で、ルイスとの関係はこのスポーツ史上最も成功したものであり、それは誇りを持って振り返ることができる。ルイスはメルセデスのモータースポーツの歴史において、これからも常に重要な存在であり続けるだろう」
「しかし、我々のパートナーシップがいつかは自然に終わるだろうということはわかっていた。そして今、その日が来た。我々は、新たな挑戦を求めるルイスの決断を受け入れ、将来の機会を考えるととても楽しみだ。しかし今のところ、我々は まだ1シーズン残っているので、2024年に好結果を出すためにレーシングに集中している」
昨年、ハミルトンのF1における将来について激しい憶測が飛び交う中、ルクレールは英国人ハミルトンとチームを組む可能性について質問され、それに対してオープンであることを認めた。
シャルル・ルクレールは微笑みながら「僕がイエス(彼のチームメイトになりたい)と答えたら、それが各新聞のタイトルになると思うね! ルイスは本当に素晴らしいドライバーであり、このスポーツで多くのことを成し遂げてきた」
「グリッドにいる人なら誰でもルイスをチームメイトにしたいと思うだろう。誰もが彼から多くのことを学ぶだろうからね。でも、僕は今の状況に満足しており、カルロスとの関係も素晴らしい」
-Source: The Official Formula 1 Website
-Source: Mercedes
2024年2月2日