キミ・ライコネン(アルファロメオ)2021年F1アブダビGP

今週末、ひとつの時代が終わる。キミ・ライコネン(42歳)は最後となる349回目のグランプリに向けて準備をしているが、今週末の重大さについては「僕より妻の方が感情的になるだろう」としている。

20年間のキャリアのなかで、キミ・ライコネンは優勝21回、表彰台103回、ポール・ポジション18回、さらに2007年ワールドチャンピオンシップを獲得した。彼はザウバー/アルファロメオ、マクラーレン、フェラーリ、ロータスなどのチームで活躍した。

最後の週末には、ライコネンは、妻のミントゥさんとふたりの子供、ロビンとリアナを同行している。彼らは、特別カラーリングのアルファロメオC41で、ライコネンのレースを観戦する。

キミ・ライコネン

家族の観戦について「妻の方が感情的になるのは本当だと思う」と語った。

「正直なところ、子供たちはどちらにしても気にしないだろう。父親はもっとおもしろいことをするから! 子供たちは暖かい国に来るのが好きだが、ここに来てくれたのはよいことだ」

F1のパドックでの最後の日となる日曜日に感情的になるかどうかを尋ねられ「わからない。ならないと思うが、わからない」

キミ・ライコネンは、当面の予定はなく、スケジュールのない生活を望んでいるが、いずれは他のプロジェクトを検討することもあるだろうと述べた。

「今のところ、今年を終えること以外には何も考えていない。何か面白いことがあるかもしれないし、それが意味のあることならやるかもしれないが、今は何の予定もない」

「予定は立てたくない。あまり忙しくないスケジュールになるのが楽しみだ。将来何をするかどうかは様子を見よう」

COVID-19の検査で陽性になり、グランプリ2戦を欠場したライコネンは、ポイントを4回獲得しており、現在ドライバーズ・チャンピオンシップで16位につけている。


アルファロメオのドライバーは最終戦アブダビGPで二人ともチームを去る。その二人のためにそれぞれのマシンのカラーリングを発表した。

キミ・ライコネンのF1マシンカラーリング
キミ・ライコネンのF1マシン・カラーリング:2021年F1アブダビGP

アントニオ・ジョビナッツィのF1マシンカラーリング
アントニオ・ジョビナッツィのF1マシン・カラーリング:2021年F1アブダビGP


-Source: The Official Formula 1 Website