
チームはドライバーラインナップの継続的な評価の一環として、2025年FIAフォーミュラワン・ワールドチャンピオンシップの次の5ラウンドでレースシートの1つをローテーションすることを決定した。
BWTアルピーヌ・フォーミュラワンチームは、7月のイギリスグランプリ前の新たな評価に先立ち、エミリア・ロマーニャグランプリからフランコ・コラピントがピエール・ガスリーとペアを組むことを発表する。
ジャック・ドゥーハンは引き続きチームに不可欠な存在であり、この期間はリザーブドライバーの第一候補となる。
チームのテスト&リザーブドライバーの一人だったフランコは、アルピーヌA525でナンバー43をつけてレースに出場し、モナコグランプリとスペイングランプリを含むヨーロッパでの3週末の3レースの初戦、イモラで初めてピエールのパートナーを務める。その後、6月のカナダグランプリとオーストリアグランプリの2レースが予定されている。
フラビオ・ブリアトーレ:エグゼクティブアドバイザー
「シーズン序盤を見直した結果、今後5戦はピエールと共にフランコを起用することに決定した。今年はフィールドの実力が拮抗しており、チームはこの12ヶ月でマシンの競争力を大幅に向上させてきたため、ラインナップのローテーションが必要だと判断した。また、2026年シーズンはチームにとって重要なシーズンとなることを認識しており、今シーズンのドライバーを完全かつ公正に評価することが、来シーズンの目標達成に向けて最善を尽くす上で正しい判断だと考えている。ジャックは今シーズンここまで、レースドライバーとして非常にプロフェッショナルな働きを見せており、チームとして彼を引き続きサポートしていく。今後5戦は、新たな試みを試す機会となり、この期間を経て今後の選択肢を検討していきたい」
フランコ・コラピント
「まず、今後5戦で競争力のあるレースをする機会を与えてくれたチームに感謝したい。次のイモラでのレースを含め、これから始まる三連戦に向けて、チームと共に全力を尽くして準備していく。これらのレースは間違いなく、誰にとっても大きなチャレンジだろう。僕は常に鋭い感覚を保っており、チームのレースサポート・テストプログラムやエンストンのシミュレータで万全の準備を整えている。早く情況を把握して、ピエールと共に最高の結果を出せるよう、全力を尽くすつもりだ」
ジャック・ドゥーハン
「プロのF1ドライバーになるという生涯の夢を叶えたことを大変誇りに思う。この夢の実現を支えてくれたチームには、永遠に感謝し続ける。もちろん、プロドライバーとしてレースに出場したいという強い思いがあるので、この新たな章は私にとって辛いものだ。とはいえ、チームの信頼と献身に感謝している。チームとして長期的な目標を掲げており、その達成に向けて、僕らはあらゆる方法で最大限の努力を惜しまない。今は、ひたすら努力を続け、次の5戦を興味深く見守り、そして自分自身の目標を追い続けていく」
-Source: Alpine
2024年08月28日:コラピントの経歴など
コラピント、アルボンと互角の戦いをしている。
2024年08月23日:ドゥーハンの経歴など