
6月9日、2024年F1シーズン9戦目(全24戦)、カナダGPのチームレビュー(チャンピオンシップ順)
レッドブル
マックス・フェルスタッペン:1位
セルジオ・ペレス:リタイヤ
フェルスタッペンは3戦連続で優勝、今シーズン6勝目、通算60勝目。彼は、予選で同タイムのラッセルとともにフロントローからスタートし、ノリスより3.8秒前でフィニッシュした。16番スタートのペレスは、1周目にガスリーと接触し、フロントウィングを破損、さらに53周目にスピンして後ろ向きで障壁に当たり、跳ね返された。ペレスは破損したリアウィングのままピットに戻った。彼は過去3戦で4ポイントしか獲得していない。フェルスタッペンはルクレールとの点差を56ポイントとし、レッドブルとフェラーリの点差は49ポイントとなった。
フェラーリ
シャルル・ルクレール:リタイヤ
カルロス・サインツ:リタイヤ
フェラーリのダブルリタイヤは、2022年のアゼルバイジャン以来で、無得点は昨年4月のオーストラリア以来。ルクレールはパワーユニットに問題があったが、リセットに成功した。1周遅れになり、40周目にリタイヤした。サインツは53周目に濡れた縁石に当たってスピンし、トラックに跳ね返ってアルボンと衝突した。フェラーリとルクレールは総合2位を維持。
マクラーレン
ランド・ノリス:2位
オスカー・ピアストリ:5位
マクラーレンは、5戦連続で表彰台に立った。ノリスは今シーズン3回目の2位。ノリスは3番、ピアストリは4番スタートだった。最初のセーフティカーはノリスにとって不運だった。当時ノリスは先頭を走っており、ライバルたちよりも長く走り続けた。ピットインすると、3位に後退した。46周目にフェルスタッペンとラッセルがピットインすると、ノリスは1周長く走り、先頭に返り咲いた。彼がピットインすると、タイヤがフルスピードに達したフェルスタッペンの前で合流したが、すぐにオーバーテイクされた。
メルセデス
ジョージ・ラッセル:3位
ルイス・ハミルトン:4位
ラッセルは2022年以来のポールポジションからスタートしたが、トラックが乾くとインターミディエイトタイヤが摩耗し、3位に後退した。ハミルトンは7番スタートだったが、1周目に順位をひとつ上げ、セーフティカーが出動すると25周目にピットインし、5位になった。ラッセルは45周目にハードに交換、ハミルトンは43周目にミディアムに交換した。両者とも54周目にピットインし、ラッセルはミディアムに、ハミルトンはハードに交換した。ハミルトンは最速ラップタイムで1ポイントを獲得した。
アストンマーティン
フェルナンド・アロンソ:6位
ランス・ストロール:7位
アロンソは孤独なレースをした。ストロールはこれまでで最高のホーム成績を収めた。インタミディエイトをスリックタイヤに交換するタイミングで、チームは両ドライバーとも「ダブルスタック」で同時にピットインさせた。
RB
ダニエル・リチャルド:8位
角田裕毅:14位
リチャルドは、このサーキットでF1初優勝から10年、レギュラーレースで今シーズン最高の結果を出した。リチャルドは、ジャンプスタートで5秒ペナルティを科せられた。チームはクラッチの引きずりのせいでマシンが前に出たとしており、ピットストップ中にペナルティを消化した。角田は2回目のセーフティカー後にコースオフしたが、レースに復帰した。
ハース
ニコ・ヒュルケンベルグ:11位
ケビン・マグヌッセン:12位
フルウェットタイヤでスタートしたのはハースのドライバーだけで、最初は追い上げた。14番スタートのマグヌッセンは1周目に順位を7つ上げて8位に、3周目までに4位になった。ヒュルケンベルグは8番スタートだった。マグヌッセンは7周目にピットインしてピットクルーは驚き、8.6秒かかった。ヒュルケンベルグの最初のピットストップは2.8秒だった。
アルピーヌ
ピエール・ガスリー:9位
エステバン・オコン:10位
ルノーが所有するチームは、今シーズン初めてのダブルポイントフィニッシュ。チームはオコンのマシンをグリッド上で修理し、彼はモナコの5番グリッド降格ペナルティを受けて18番からスタートした。アルピーヌはコンストラクターズチャンピオンシップで順位をひとつ上げた。
ウィリアムズ
アレックス・アルボン:リタイヤ
ローガン・サージェント:リタイヤ
サージェントは、ミスをしてスピンし、トラック上で停止して最初のセーフティカーをもたらした。アルボンは、サインツのスピンの犠牲者になってリタイヤした。アルボンはサインツを避けることができなかった。
ザウバー
ヴァルテリ・ボタス:13位
周冠宇:15位
今季唯一無得点のチーム。両者とも、リアウィングを変更して、ピットレーンからスタートした。周にとって厳しいレースだった。
-Source: Reuters.com