オスカー・ピアストリとカルン・チャンドック:2025年F1バーレーンGP

決勝トップ3のインタビューコメント
インタビュアーはカルン・チャンドック

オスカー・ピアストリ(マクラーレン):1位
「ここでこの結果が出せて本当に嬉しい。素晴らしい週末だった。今日、最高の形で仕事を終えることができて嬉しい。このマシンを提供してくれたチームに感謝している。このマシンは本当に扱いやすい」

「これまでこのトラックは僕らにあまり優しくなかったので、ようやくここで結果が出せて嬉しい」

「(セーフティカーは)出動しない方がよかったが、それでもかなり自信があった。比較的楽なレース展開だった。(優勝を)絶対に逃すつもりはなかった」

ジョージ・ラッセル(メルセデス):2位
「全てコントロールできているように感じていたが、突然ブレーキバイワイヤーに不具合が発生し、ブレーキペダルの移動距離が長くなったり短くなったりした… あと1周走っていれば、ランド・ノリスに追いつかれていただろう」

「オスカーは別格だったので、彼とマクラーレンにおめでとう。でも、僕らにとっては4戦異なるタイプのサーキットで3回表彰台を獲得できたのは素晴らしいことだ」

「色々なトラブルに見舞われた。ある周回で無線ボタンを押したらDRSが作動してしまった。DRSを閉じて減速したので、アドバンテージはなかった」

ランド・ノリス(マクラーレン):3位
「きついレースだった。オーバーテイクのミスが多すぎて、順位を落としてしまった。僕にとっては散々なレースで、マクラーレンに1-2フィニッシュをもたらせなかったのは残念だ」

「全体を通してよいレーシングができたので不満はない。よいオーバーテイクもあったし、限界まで攻めたので、とても楽しかった。(ラッセルは)よい仕事をしたが、追い抜くことができると思っていた」

「来週末に向けて、もっと頑張るつもりだ」

2025年F1バーレーンGP決勝 チーム別ドライバーコメント

チーム別コメント
F1公式サイトまとめ

マクラーレン:2025年F1チーム
マクラーレン

オスカー・ピアストリ:1位
「素晴らしい週末だった。昨日の予選から始まり、素晴らしい形で今日を締めくくることができて嬉しい。マシンを提供してくれたチームに感謝している。本当に役に立った!」

「今週末の自分のパフォーマンスをとても誇りに思う。そして、バーレーンでそれを成し遂げたことが誇らしい。オーナーシップを考えると、バーレーンは僕らにとってとても重要なレースだ。これまでバーレーンは僕らにあまり優しくないトラックだったが、ついにチームにとってバーレーンでの初優勝を飾ることができて嬉しい」

ランド・ノリス:3位
「今日は山あり谷ありのレースだった。フラストレーションの残るミスもいくつかあったが、それでもバーレーンでチームにとって力強いポイントを獲得できたことは大きな収穫だった。全体を通して素晴らしいレースだった。全員が限界ギリギリまで全力で攻めていたが、そういうところにいるのはいつも楽しい。今日の結果を出したオスカーとチーム全員におめでとう。来週末のサウジアラビアに向けて、引き続き集中して頑張るつもりだ」

メルセデス:2025年F1チーム
メルセデス

ジョージ・ラッセル:2位
「本当にチャレンジングなレースだった。最後の12周はブレーキバイワイヤーの故障など、いくつかトラブルに見舞われた。ブレーキを踏んだ時にペダルの踏み込みが不安定で、正常に機能させるまで何度かリセットする必要があった。10周連続でコーナーを攻めたが、同じ感触が得られるかどうかわからなかった。これは間違いなくレースを損なったが、最終的に2位でフィニッシュできたことは本当に素晴らしい」

「僕らが直面した技術的課題はブレーキバイワイヤーの故障だけではなかった! トランスポンダーやマシンに送られてくる信号に様々な問題があった。そのため、DRSを手動で無効にする必要があった。ある時、無線ボタンを押したところ、DRSが開いているのが見えた。すぐにDRSを閉じてスロットルを離したため、実際にはタイムをロスしてしまった。幸いなことに、スチュワードは競技上のアドバンテージは得られなかったことに同意してくれた。これらすべての問題が最後のスティントに影響を及ぼしたが、一番重要なのは、再び表彰台に上がり、より確実なポイントを獲得したことだ」

アンドレア・キミ・アントネッリ:11位
「今日は僕にとって難しいレースだった。数台の後ろでダーティエアの中に閉じ込められたことが、僕の前進を阻む大きな要因となった。アウトラップでは順位を取り戻そうと懸命に攻めたが、タイヤに少し負担をかけすぎてしまったようだ。3ストップ戦略に変更して、何か違うことを試みたが、その後すぐにセーフティカーが出動してしまい、チャンスを逃した」

「レース全体を振り返り、もっと違ったやり方があったかどうかを検討するが、それでも間違いなくポジティブな点があった。予選は僕にとってよい進歩で、今日は他のドライバーたちと以前よりよい感触でホイールトゥホイールでレースをした。もちろん、11位という結果は望んでいた結果ではないが、数日休んで、来週末のジェッダではさらに強くなって戻ってくるつもりだ」

フェラーリ:2025年F1チーム
フェラーリ

シャルル・ルクレール:4位
「このようなレースの後では後悔は全くない。あとはもう少しペースを上げていくだけだ。最初のスティントでは少し攻め、2スティント目はさらに速かったが、セーフティカーで状況がリセットされると、マクラーレンやメルセデスのジョージ(ラッセル)と戦うにはペースが足りなかった。全体的に見て、特に足りないコーナーの種類はなく、全体的にグリップがもっと必要だ」

「来週のジェッダでは、アップグレードについてより深く理解できるだろう。そこで何がわかるか楽しみにしている」

ルイス・ハミルトン:5位
「全体的に堅実なレースだった。まずまずのスタートを切り、序盤に少し順位を上げ、ミディアムタイヤの中盤スティントでは力強さを感じ、オーバーテイクもいくつかできた。マシンのペースもよく、これまでのレースでは到達できなかったパフォーマンスウィンドウを維持しながら攻めることができた。ハードコンパウンドではバランスが少し崩れたが、満足している。チームに感謝している。戦略とピットストップが非常にうまく実行され、レースに大きな違いをもたらした。今週末からよい教訓を得ることができ、この勢いをジェッダに持ち込むつもりだ。継続的なサポートをしてくれるティフォシのみんなにも、心から感謝している。本当に大きな意味がある」

ハミルトン、ドライバー・オブ・ザ・デイ受賞


レッドブル:2025年F1チーム
レッドブル

マックス・フェルスタッペン:6位
「今日、いろいろとうまくいかなかったことを考えれば、6位という結果は少なくともポジティブな結果だ。スタートは良くなかったし、終始タイヤマネージメントに苦しみ、ハードタイヤではグリップもペースもなかった。ピットストップ中にライトにトラブルが発生し、ピットで多くの時間を費やし、再び渋滞に巻き込まれてしまった。残念ながら、2回目のピットストップは1回目よりもひどく、コースに戻った時は最下位だった。終盤のピエールとのバトルと最終ラップのオーバーテイクは楽しかった。最後までポイントを最大限に獲得しようと頑張った。最終的に6位でフィニッシュできたのは、今の僕たちにできる最高の結果だ。望んでいた週末ではなかったが、改善に向けて努力を続けなければならない。現時点で抱えている問題の解決策を見つけるために取り組んでいる。これにより、ジェッダでの競争力が向上することを願っている」

角田裕毅:9位
「今日もまた学びの日だった。もっと良い結果を出せたと感じでいるし、チーム全体で改善できる点もまだたくさんある、ピットストップでは順位を落としてしまった。ペースは良かったが、もう少し順位を上げることができたと思うので、満足はしていない。まだ2戦目、経験したことのないことが出てくるので、この早い段階で多くの新しいことが起こっているのは良いことだ。そうすれば、今後、それらを最大限に活用できるだろう。全体的には、このチームで初めてのポイント獲得なので、ポジティブな1日になるはずだ。鈴鹿から一歩前進できたと感じている。チームがサポートしてくれて、こんなに早くいい形で進歩できたことに感謝している。ジェッダに向けて具体的な目標はまだ決めていない、今やっていることを続けるだけだ。予選でもう少し良い結果を残せば、レースが楽になるはずだ」

アルピーヌ:2025年F1チーム
アルピーヌ

ピエール・ガスリー:7位
「7位になって今シーズン初ポイントを獲得できたのは、チーム全員にとってとても嬉しいことだ。最終周回でマックス(フェルスタッペン)に抜かれたのは少し残念だが、彼は先週優勝しているので、この努力はプラス材料しかない。4番グリッドからのスタートはよく、最初のスティントは上位を維持できた。ハードタイヤに交換するための2回目のピットストップ後にセーフティカーが出動したタイミングは少し不運だった。そこからは最後まで全開で走り、マックスを抑えることだけに集中していたが、タイヤがなくなってしまい、順位を落とした。次はジェッダに向けて集中する。そこでは競争力を発揮できると期待している。マシンは高速コーナーでの感触がよく、ここでのパフォーマンスには感銘を受けた。来週末のサウジアラビアでも同じ結果になり、このレベルの競争力を取り戻せることを願っている」

ジャック・ドゥーハン:14位

ハース:2025年F1チーム
ハース

エステバン・オコン:8位
「昨日はマシンのポテンシャルがもっとあった時にミスを犯してしまい、チームを失望させたので、本当に嬉しい。今日は全てが計画通りに進んだ。素晴らしいスタートを切り、積極的な戦略ですぐにポイント争いができた。そこからはセーフティカーが出動し、角田に追い抜かれそうになったので、僕らにできる最大限のことをやった。オリーもその恩恵を受けた。20番手から追い上げてきたオリーは素晴らしい走りを見せ、チームにダブルポイントをもたらした。これが僕らにできる最大限だったので、それを達成できたことを誇りに思う」

オリバー・ベアマン:10位
「よい気分だ。素晴らしいレースだった。レースはあっという間に過ぎ、セーフティカー後の最後の20周は、メルセデスの後ろで順位を維持しつつ、さらに前へ攻めようとしていたのでプレッシャーがあり、きついレースだった。昨日のとても厳しい予選を経て、チームにポイントをもたらすことができて本当に嬉しい。もちろん、セーフティカーが出たのは少し運がよかった部分もあったが、最初のスティントは本当に力強いと感じた。ハードタイヤでの2番目のスティントは少し厄介だったが、セーフティカーに追いついたのは幸運だった。周りに速いマシンがいる中で、自分の順位を維持するのは口で言うほど簡単ではない。今日の自分のパフォーマンスを誇りに思うし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた」

ウィリアムズ:2025年F1チーム
ウィリアムズ

アレックス・アルボン:12位
「今日は不運だった。ポイント獲得は目前で、レースペースもとてもよく、第1スティントと第2スティントも本当に好調だった。ところがセーフティカーの不運でダブルスタックを余儀なくされ、順位をいくつか落としてしまった。それでも、全体的には満足している。多くの教訓を得ることができ、それを次につなげることが出来る」

カルロス・サインツJr.:リタイヤ

ザウバー:2025年F1チーム
ザウバー

ニコ・ヒュルケンベルグ13位 失格
「全体的に難しい週末で、今夜も例外ではなかった。スタートはあまりよくなかった。ターン1では内側にいたものの、ターン2で押し出されてしまい、ターン4に向かう途中で完全にパワーを失ってしまった。ターン4に到着した時点では最下位に沈んでしまい、特にソフトタイヤでスタートしたこともあり、状況は容易ではなかった。早目かつ積極的にピットインしたため、ふたつのスティントを非常に長く走ることになり、その後このレースで何かを得るのは容易ではなかった。このトラックはマシンの弱点を露呈させたので、重要な教訓を得ることができた。1周については、全てをうまくまとめることができればかなりよいペースで走れると思うが、ロングランのペースは改善が必要だ」

ガブリエル・ボルトレト:18位



レーシングブルズ:2025年F1チーム
レーシングブルズ

アイザック・ハジャー:13位
「レースのスタートがよくなく、順位を4つも落とし、グリッドから動けないような気がした。原因がよくわからなかったので、何が起こったのかを改めて検証する必要がある。手順的には問題はなかったと思うが、ホイールスピンを起こしてしまい、1周目全体で流れを悪くしてしまった。予選がもっとよければレースは変わっていたかもしれないが、全体的にペースと戦略は攻撃的で、それが正しいやり方だったと思う。しかし、残念ながらスタート後、後続から大きく離されてしまったことは助けにならなかった。セーフティカーの出動も助けにはならず、使い古したハードタイヤで簡単にリスタートできなかった。バーレーンでミスした部分を重点的に修正し、今後に向けて調整していくつもりだ」

リアム・ローソン:16位
「アクション満載のレースだった。スピードはあったものの、それを活かすことができず、オーバーテイクの唯一の方法は、かなり遅いタイミングで飛び込むことだけだった。故意に接触したわけではないが、スチュワードがペナルティを科した判断は当然のことなので、このインシデントを検証する必要がある。予選ではマシンがとても速かったにもかかわらず、それを示せなかったため、チームとして前進していることを示す結果が出なかったのは残念だ。レースでもマシンは速かったものの、後方からのスタートではできることに限界がある。全体的に、うまくまとまらなかったレースだった」

アストンマーティン:2025年F1チーム
アストンマーティン

フェルナンド・アロンソ:15位
「週末を通して、特に今夜はペースがなかった。ミディアムタイヤでスティントを延長していたが、セーフティカーが出動してすべてがリセットされてしまい、その恩恵を十分に受けられなかった。僕らにとって難しいトラックだろうと予想していたので、今後のレースに向けてマシンの改善に努める必要がある。ジェッダはまた違ったチャレンジなので、来週はもっとよい結果が出せるか試してみたい」

ランス・ストロール:17位

-Source: f1newsjp.com
-Source: The Official Formula 1 Website