
決勝トップ3のインタビューコメント
インタビュアーはジョリオン・パーマー。
ランド・ノリス(マクラーレン):1位
「マックスを抑えた素晴らしいレースだった。特に最後の2周は攻めていた。正直、少しストレスがたまった。難しいコンディションだったが、楽しめるコンディションでもあったし、最終的にトップに立つことができたので満足している。昨年はミスが多かったので、そのミスから学んだと思う。シルバーストンとカナダでは同じようなコンディションで負けた。プレッシャーに対処し、マックスに対処したし、オスカーが後ろにいた。最後まで攻めていた。チャレンジングなレースだったが、マクラーレンには感謝しなければならない。素晴らしいマシンを与えてくれた」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル):2位
「難しいレースだったが、最後は楽しかった。ランドがターン6で危ない瞬間があったので近づくことができた。楽しかったし、攻めて優勝争いをしたが、とにかく完走できて嬉しい。大量ポイントを獲得できたし、僕たちにとってよいスタートだ。僕が走り続けたとき、最初の1周はまずまずだったけど雨が続いた。結局、1周早くピットインしていたら、いずれにせよ2位だったから、ギャンブルをする価値はあった。スリックタイヤでかなり厳しかった。これは予想通りの順位で、昨年の獲得ポイントより18ポイント多いから、それでよしとする」
ジョージ・ラッセル(メルセデス):3位
「3位になるなんて素晴らしいレースだった。ランドはよくやった。先頭を走っているときにあんなレースをするのは、おそらく最低の悪夢だ。キミもよくやった。最高のレースではなかったが、来週末にまた頑張ろう。とても楽しかった。正直言ってかなり楽しんだ。前の2人がミスをして、僕が抜け出せればいいと思っていた。みんなが家で楽しんでくれたことを願っている!」

チーム別コメント
FORMULA 1公式サイトまとめ
マクラーレン
ランド・ノリス:1位
「今年は信じられないようなスタートで、チームは最初から素晴らしいマシンを与えてくれた。予想外のコンディションとオスカーとマックスからのプレッシャーで厳しいレースだった。チームが提供してくれたパッケージのおかげで安心感があり自信が持てた。素晴らしい週末だった。次は中国に行って、また同じことをして、そこから続けなければならない。これから長いシーズンが待っている。集中して攻め続けなければならない」
オスカー・ピアストリ:9位
「本当にポジティブな週末だったのに残念な結果になった。スピードはあったし、優勝を争えるほど調子はよかった。残念ながら、最後に突然の雨で調子を崩してしまった。チームの努力に感謝する。そして、この数日間、僕にたくさんの元気とサポートを与えてくれたオーストラリアのファンのみなさんにも感謝する。本当に大きな意味がある」
レッドブル
マックス・フェルスタッペン:2位
「僕らにとってよい結果だ。楽しかったが慌ただしいレースだった。コンディションはかなり難しく、滑りやすかったが、壁にぶつかったりトラブルに巻き込まれたりせずに済んだ。それが一番重要だったので満足している。マクラーレンを追い抜くのは難しく、タイヤのオーバーヒートと劣化に苦しんだ。インターミディエイトではコンパウンドがスリックよりも柔らかいので、これがさらに顕著になると思う。彼らは、インターミディエイトではタイヤの温度コントロールが優れていて、僕らをかなり簡単に引き離していたので、タイヤをよりよい状態に維持できるように努力すれば大いに役立つだろう。しかし、前回メルボルンに来たときよりも18ポイント多く獲得したので、昨年よりも改善された。最後は楽しかった。ピットインを遅らせたとしても2位だったので、結果には満足している。中国に行くまで数日しかないので、どれだけ改善できるかわからないが、改善できるように努力するつもりだ。これはシーズン最初のレースであり、僕らは全力を尽くして多くのことを学んだので、これはポジティブなスタートだ」
リアム・ローソン:リタイヤ
「今週末は全体的にかなりひどかった。今日はスタートが遅すぎて、その後ギャンブルをした。成功しそうだったが、うまくいかなかった。ピットレーンからのスタートは厳しく、インターミディエイトでの最初のスティントではスピードが出なかった。フロントタイヤであまりにも苦労したので、次のレースまでに詳細を分析して検討するつもりだ。スリックタイヤでは、数周はかなり競争力があったが、その後再び雨が降り始めた。コースの半分がドライのままであることを期待してミディアムタイヤのまま走り続け、チャンスをつかんだ。セクター3は悪いとわかっていたが、セクター1は少しドライのままだろうと考えてリスクを冒したが、どしゃ降りの雨だった。その時点では、とてもウェットだったので攻めるのを控え、コースに留まろうとしていた。全体的にかなりひどい週末で、苦労したが、多くのことを学んだ。そのことには感謝しているが、中国に行ってリセットするのを楽しみにしている」
メルセデス
ジョージ・ラッセル:3位
「誰にとっても簡単なレースではなかったので、3位でフィニッシュし、新シーズン初の表彰台を獲得できたことは嬉しい。変わりやすいコンディションでは、トラック上に留まるのが難しいときもあった。摩耗したインターミディエイトタイヤで走行中に雨が少し強くなった瞬間があり、終盤にスリックタイヤを履いたときに土砂降りになった。チームは今日、素晴らしい仕事をして、最大限の結果を出した。マシンのペースは表彰台を争うのに十分だったが、通常のコンディションでマクラーレンに挑戦するには、もっとスピードを上げなければならないことはわかっている。キミは初レースで素晴らしい仕事をした。16位から4位に上がるのは印象的だ。グランプリデビューでそれを達成できたのは素晴らしい。昨日は予選で不運にもフロアにダメージを受けたが、彼はこの結果にふさわしい。チーム全体にとって今シーズンはポジティブなスタートなので、上海へ移動して来週末の中国グランプリで何ができるか楽しみだ」
キミ・アントネッリ(メルセデス):4位(5位に降格されたが、その後裁定が覆された)
「とても波乱に富んだレースだった! コンディションは超トリッキーだった。今日はさまざまなコンディションに対処しなければならなかったが、チームとしてよい仕事をしたと思う。スタートからフィニッシュまですべてをうまくコントロールできたことに満足しているし、16番手スタートから4位でフィニッシュできたのは本当にポジティブだ。F1デビュー戦の結果に文句を言うつもりは全くない。チームのためにジョージが表彰台に上がったのも素晴らしかった。マクラーレンに挑めるペースはなかったが、トロフィを獲得するのはいつでも嬉しいことだ。週末全体を通して良い学習体験になった。昨日フロアにダメージを受けてQ1で敗退したのはもちろん残念だった。しかし今日は立ち直り、1レースで多くのことを経験できたことは、F1ドライバーとしての成長にとって本当によいことだ。最初の週末は好調だった。来週の中国でさらに積み上げていくのを楽しみにしている」
ウィリアムズ
アレックス・アルボン:5位
「本当に嬉しい。とてもクレイジーなレースだった。まだ理解ができていない! チームにとって素晴らしいことだ。5位はとても特別で、今年はそう何度もないかもしれない。僕らのストラテジストは素晴らしい仕事をした。正直、とても難しかった。このようなコンディションは僕らは嫌いだが、それでも中団で最強マシンのひとつだった。今日のようなポイントは大きな意味があり、今後に期待している。僕らはとても結束の強いチームだ。ピットウォールでカルロスが助けてくれたのは素晴らしかった。これはグローヴの全員の努力に対する結果だ」
カルロス・サインツ:リタイヤ
「まずアレックスとチームに心からおめでとう。彼は素晴らしい仕事をして、シーズンを幸先よくスタートさせた。僕に関しては、データを見て何が起こったのかすぐにわかったので、この(リタイヤの)状況に落ち着いている。詳細は省くが、これはセーフティカーモードのときのシフトアップに関係している。もちろんイライラしているし、チームのみんなに申し訳なく思っている。レースの残りは(アルボンを)無線で助けようとしたが、少なくともそのような形で参加できたのは嬉しい。ありがたいことに来週末は中国なので、マシンに戻るのが待ちきれない」
アストンマーティン
ランス・ストロール:6位
「ものすごく難しいレースだったので、チームのために大量ポイントを獲得できてよかった。もちろん、それには満足している。最初から、トラック上に留まり、適切なタイミングで適切なタイヤを履くことが重要だとわかっていたが、今日はそれを実現できた。このように状況が変化する中では、常にリスクとリターンのバランスが重要だ。クリーンで一貫性を保たなければならない。チームはレース終盤にインターミディエイトタイヤに履き替えるという素晴らしい判断を下した。チームは天気予報を先読みしていたので、そのおかげで順位を上げることができた。マシンはまだ僕らが望んでいる状態ではない。改善に向けて努力し続けなければならないが、だからこそ、今日のようにチャンスを最大限に活用することがさらに重要になる」
フェルナンド・アロンソ:リタイヤ
ザウバー
ニコ・ヒュルケンベルグ:7位
「チームにとって、これは間違いなくポジティブな結果だ。もちろん僕は笑顔になった。昨日の予選パフォーマンスの後、このような結果になるとは思っていなかった。今日の厳しいコンディションで、ミスを犯さず、いくつかよい戦略的判断を下すことができた。マシンをトラック上に留め、コンディションを読むのは非常に困難だった。このような状況での市街地サーキットはとても過酷だ。常に限界に挑むことになる。レース前半はインターミディエイトタイヤでかなり苦戦した。レースに残ってチャンスを待つだけだった。その後、セーフティカーのおかげでポイント争いに戻れたが、終盤に雨が降り始めた。他のドライバーよりも先に、ちょうどよいタイミングでピットインすることができた。時には運も必要だ。他のドライバーがトラブルに見舞われる中、僕らはクリーンな状態をキープし、この素晴らしい6ポイントを獲得した。これを実現するために懸命に努力してくれたチーム全員に感謝したい」
ガブリエル・ボルトレト:リタイヤ
フェラーリ
シャルル・ルクレール:8位
「厳しいレースだったので、見直して取り組むべき点もある。最速ではなかったが、このような天候で大量ポイントを獲得するチャンスがあったが、それを活かすことができなかった。ターン11でスピンした後、順位をいくつか落とした。結局、セーフティカーが出動してたのでそれほど悪くはなかったが、インターミディエイトに交換するには1周遅すぎたため、再び順位を落としてしまった。調べなければならないことがふたつある。ひとつ目は簡単で、僕のミスだった。ふたつ目は、チームとして解決し、判断を見直し、状況が再び悪化した場合に正しい判断を下せるようにすることだ。これは継続的な改善のプロセスだ。がっかりしているが、数日後に中国でマシンに戻り、もう一度挑戦できるのはよいことだ」
ルイス・ハミルトン:10位
「望んでいたスタートではなかったが、このレースから学び、取り組むべきことはたくさんある。スタートはまずまずだったが、ターン1を抜けるとシャルルのアウトサイドになって勢いを失い、レースの大半をアルボンの後ろで過ごした。雨はいつも混乱を招くものだし、作戦はタイミングと少しの運次第だ。賭けに出て順位を上げたが、インターミディエイトに交換するのが遅すぎて、挽回するには距離が長すぎる状態でトップ10の最後尾に落ちてしまった。バランスに苦労したが、マシンやさまざまな気象条件についてもっと学ぶことができ、新しいチームでの経験も積むことができた重要なレースだった。マクラーレンとレッドブルはペースが速かったので、やるべきことはある。でも一生懸命頑張るつもりだ。来週末の中国でマシンに戻るのが楽しみだ」
アルピーヌ
ピエール・ガスリー:11位
「本当にチャレンジングなコンディションでの厳しいレースの後、ポイントを獲得できずにレースを終えて、本当にがっかりしている。レースは宝くじのようなもので、レースの大半で上位に残れたのはよかったと思う。レース終盤のにわか雨が最終的に勝敗を分けた。早目にピットインして恩恵を受けたドライバーもいれば、僕らのように1、2周長く走るという賭けに出たドライバーもいた。こういうこともある。総合的なパッケージの競争力には満足している。ペースが速いことは証明したので、来週末の中国に向けて自信を持っている。チームとしてポジティブな面に焦点を当てて、前進していく。グリップが不足していたため、グリッド上で最も経験豊富なドライバーにとっても、あのコンディションは本当に厳しかった。ジャックは週末を通して素晴らしい仕事をした。あのコンディションで彼は本当に厳しい状況に追い込まれたが、僕らふたりとも来週はできる限り最高の仕事をして、ポイント獲得のために再び競い合うつもりだ」
ジャック・ドゥーハン:リタイヤ
レーシングブルズ
角田裕毅:12位
「今日はピットインのタイミングがうまくいかなかった。遅すぎたし、セーフティカーの後で突然11位に落ちてしまった。ペースはあったし、最後の雨が降るまではミスもほとんどなかった。自分にできることはやったし、自分のパフォーマンスにはかなり満足している。間違いなくこの出来事を反省し、今後のために学ぶつもりだ。同じミスをしないようにしなければならない。特に今年は競争が激しいので、1ポイント1ポイントがとても重要だ。理想的ではないが、今週末から多くの収穫があった。ペースはあったし、パフォーマンスを最大限に発揮できればよいレース週末になる。このままのパフォーマンスを続けて、力強く戻ってくるだけだ」
アイザック・ハジャー:リタイヤ
「今日は恥ずかしい思いをしている。このミスから学び、チームに謝罪することしかできない。路面コンディションはトリッキーで、インスタレーションラップからグリップが非常に低く、自信が持てなかった。フォーメーションラップでは、できる限りタイヤを準備しようとしたが、残念ながらスピンしてしまい、マシンを救えなかった。壁にぶつかる前は何もできなかった。今は、来週の中国でのレースに向けて準備をしている」
ハース
エステバン・オコン:13位
「このレースでは、パフォーマンスが本当に欠けていた。もう少しパフォーマンスがあれば、ポイント争いに加われただろう。僕らの前のマシンは戦っていたが、僕はただそこにいただけで、トップ10に入る余地はなかった。残念ながらついていけなかった。詳細に調べる必要がある。これまで見たことのない状況なので、今週末の僕らの順位はかなり予想外だが、きっと逆転できるだろう」
オリバー・ベアマン:14位
-Source: f1newsjp.com
-Source: The Official Formula 1 Website