FIA、6月からF1リアウィングの新検査を導入:2021年F1

F1の統括組織であるFIAは、来月からリアウィングに対する新しい荷重/たわみ検査を導入する。

チームは11日(火曜日)、FIAのシングルシーター技術担当ニコラス・トムバジズから、技術指令を通じて新しい荷重/たわみ検査について連絡を受けた。

FIAはまた、車載カメラを使って、高速時のリア・ウィングのたわみを監視する。そのためチームは、分析のためにウィングの特定領域に12個のマーキングをつけなければならない。

技術規約第3条8項は、マシンの空力学的パフォーマンスに影響を与えるすべての部品は「マシンのバネ部分全体にしっかりと固定」し、「マシンのバネ部分に対して動かないようにする」必要があると規定している。

規約の別の項目で、FIAは「マシンの移動中に動いているように見える(あるいは動いていると思われる)ボディワークの任意の部分に対して、さらなる荷重/検出検査を導入する権利を有する」としている。

FIAは、10チームに新検査を通知した際に、どのチームが規約に違反しているかは示唆しなかった。新検査は6月15日から実施される。

この新しい負荷/たわみ要求への移行措置として、FIAは新検査の最初の3ヶ月間については、20%の許容範囲を認める予定である。

これに先立ち、ルイス・ハミルトンはスペインで「レッドブルは、ストレートで本当に速い。今日、彼らはたわむリア・ウィングをマシンに搭載していた。このウィングで少なくとも0.3秒短縮した」と述べていた。

これに対し、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「そのコメントは見た。もちろんマシンは徹底的な車検を受けているし、合格しなければならないあらゆる種類のテストがある」と語った。

「FIAは、マシンに全面的に満足している。かなり厳しいテストにすべて合格しているので、彼がそんなコメントをしたことに驚いている」

「しかし、トトも以前そんなことを言っていたので、ルイスの意見ではないのかもしれない。おそらく別のところから出てきたのだろう」

-Source: The Official Formula 1 Website