
FIAフォーミュラワン委員会
メディアに向け声明
2月11日に2021年F1委員会の最初の会議がオンライン方式で開催された。FIAとF1は、パワーユニットの規約の将来的方向性だけでなく、将来の競技規約・技術規約・財政規約に関する重要な話題について、前向きな議論を行った。
2021年F1カレンダー
グループは、現在の2021年カレンダーの「未定」に関してアップデートを行なった。F1は、カレンダーに指定されている日程を、ポルトガルのポルティマンでのレースで埋めるつもりである。最終的な同意は、プロモーターとの契約待ちである。
2021年03月05日
F1第3戦はポルトガルGPに決定:2021年F1は23戦開催
堅固なCOVID-19プロトコルにより、F1は2020年に17回のイベントを開催することができ、2021年もワールドチャンピオンシップを開催することができる。状況の変化により柔軟性が要求されるが、FIAとF1は、カレンダーが予定通りに進むよう、政府から地元組織まであらゆるレベルと協力している。
規約変更の提案
2021年のタイヤ・テストをさらに公平に分担し、18インチのタイヤへの移行およびCOVID-19パンデミックによりこのプログラムに課せられた難問を考慮し、FIAはピレリの要請を受け、タイヤ・テストの日数を25日から30日に引き上げることを提案した。
次世代のF1マシンおよびPUの重要な目標の概要と2025年に期待される提案
F1では、FIA、F1、チーム間の団結と協力の精神を反映する重要な進展があり、会議中にPU(パワーユニット)開発の凍結に関する投票が行われ、全チームとパワーユニット・メーカーが全員一致で同意した。それにより、2022年開幕時からエンジン開発は凍結される。
2021年02月27日
レッドブル2チーム、2022年以降もホンダPU技術を使用:ホンダとレッドブル公式発表
本日の発表は、FIAが2022年シーズン開幕時から発効するF1パワーユニット開発凍結を導入する決定を受けたもの。
現在および将来のパワーユニット・メーカーおよび燃料サプライヤーを含むハイレベルの作業部会が設立された。
次世代のF1マシンおよびパワーユニットの目標を定義することは、FIAおよびF1、チーム、パワーユニット・メーカーにとって最重要事項であるため、特にコスト削減とカーボンニュートラル達成が必要であるという全体的目標について、強い協力がある。
2025年パワーユニットに関する重要な目標は下記の通り
・環境維持および社会と自動車の関連
・完全に持続可能な燃料(完全にサステナブルな燃料)
・強力かつ感情に訴えるパワーユニット
・大幅なコスト削減
・新しいパワーユニット・メーカーを惹きつける魅力
環境認証
FIAは、F1と多くのチームが、FIA環境認証の最高レベルを達成したことを嬉しく思う。FIA環境認証は委員会で議論され、全チームが今後数年間で最高レベルの認定に達するため道筋が示されたものである。この目標は、F1 競技規約に組み込まれている。
コスト管理
2021年は、F1に初めてコスト制限が導入されるので、今後数年間でこの全体的な目標を達成する方法について、会議中に様々な話題が取り上げられた。
その一環として、ドライバーとチーム幹部の契約に関する話題を議論するために、ドライバー自身を含む作業部会が設立された。
レース週末の形式
全チームが、さらにエキサイティングな形式の週末にするため、革新的な方法でファンを惹きつける重要性を認識した。したがって、一部のレースでの新しい予選方式について、関係者全員が幅広い支持を示したので、2021年チャンピオンシップ開幕前に最終決定を下す目的で、作業部会が完全な計画を策定することになった。
なお、すべての規約変更は、世界モータースポーツ評議会の承認が必要となる。
-Source: FIA