2019年F1ブラジルGP

ブラジル

F1サンパウロGPの主催者は、2021年のイベントは開催されるが、1週間の延期を求めている。

ブラジルのF1レースは、パンデミックの影響で2020年のカレンダーには含まれていなかった。そして、リオデジャネイロへの移転が検討される中、その将来は不透明になっている。

しかし、インテルラゴスでのグランプリを維持すためにの新たな5年契約が結ばれた。

新しい契約の一環として、新たなプロモーターが設置され、イベント名もサンパウロGPに変更された。

当初、サンパウロGPは11月14日に予定されていたが、オーストラリアの日程を確保するために、アメリカ、メキシコとの3連戦となる11月7日に前倒しされた。

しかしその後、オーストラリアGPがキャンセルされたため、11月7日のサンパウロGPと12月5日のサウジアラビアでの最初のGPの間のスケジュールが空いてしまった。

8月16日(月曜日)、サンパウロの有力者がイベントを見越した記者会見を開き、レースを11月14日に延期する要請があったことを明らかにした。

この要請は、11月15日がブラジルの共和国記念日であることから、祝祭日のある週末にグランプリ開催したいという要望によるものだった。

サンパウロのジョアン・ドリア州知事は「この要請が受け入れられれば、我々にとって、市と州の収入が大幅に増えることになる。サンパウロでのF1収入は25%拡大するかもしれない」と述べた。

また、ワクチン接種率次第では、観客収容率を100%にすることが可能であるとの説明があった。

しかし、パンデミックが進行中のため、現状では障害が残っている。

ブラジルは、トルコ(10月3日)、メキシコ(10月31日)とともに、英国のレッドリストに記載されている3つのF1開催予定地のひとつである。

つまり、パドックの大部分を占める英国在住のスタッフは、現在のプロトコルのままであれば、帰国後10日間ホテルでの隔離生活を送らなければならない。

日本、トルコ、アメリカ

日本は入国制限が厳しいため、日本GPの状況は不明確なままであるが、最近オリンピックが開催され、来週からはパラリンピックが始まる。

もし日本GPの開催が許可された場合、昨年のアブダビGPのように、チャーター便の運航や「バブル」を維持するためのホテルでの警備など、厳しいガイドラインのもとで行われることになるだろう。

現在、日本の存在がトルコGPにとって非常に重要な意味を持っている。トルコから日本に直接行けば、英国に戻ってからホテルに10日間隔離される必要がないのだ。

サーキット・オブ・ジ・アメリカズで米国での2回目のイベントを行うことが検討されているが、近隣のオースティンでの状況は悪化している。

オースティンではここ数日、患者数の増加により医療資源が逼迫しているため(16日のデータによると残っているICUベッドは1床のみ)、同市における複数の文化イベントが延期されている。

-Source: Motorsport Week






トルコは、英国の「レッドリスト国」として記載されており、トルコから帰国する旅行者はホテルで10日間の隔離生活を送らなくてはならない。「アンバーリスト国」である日本を訪れた場合、この条件を回避することができる。