2021年F1バーレーンGP スタート

3月28日の2021年F1シーズン開幕戦バーレーンGPのチーム分析(チャンピオンシップ順)

メルセデス
ルイス・ハミルトン:1位
ヴァルテリ・ボタス:3位

ハミルトンは通算優勝記録を96回に伸ばした。メルセデスはバーレーンで5勝目、通算75勝目。2番スタートで2ストップのハミルトンは、フェルスタッペンの厳しい挑戦に耐えた。彼はまた、レース先導周回数を5112周とし、ミハエル・シューマッハの記録を抜いた。30周目のピットストップに時間がかかったボタスは、メルセデスでの80戦目で最速ラップタイムにより1ポイントを追加した。

レッドブル・ホンダ
マックス・フェルスタッペン:2位
セルジオ・ペレス:5位

フェルスタッペンはポール・ポジションからスタートし、2ストップ作戦だった。ハミルトンよりも遅くピットインしたことで、ハミルトンにアンダーカットされ首位を奪われた。ハミルトンよりも新しいタイヤのフェルスタッペンは、残り4周でハミルトンを抜いたが、トラック外を走行してアドバンテージを戻すよう指示された。ペレスのマシンはフォーメーション・ラップでエンジンが停止したため、ピットからスタートせざるを得なかった。彼はドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれた。

マクラーレン
ランド・ノリス:4位
ダニエル・リチャルド:7位

ノリスは7番スタートだったが、週末を通じて速かった。ルノーから移籍してマクラーレンでのデビュー戦となったリチャルドは、6番スタートからひとつ下の7位でフィニッシュ。マクラーレンは2014年以来初のメルセデス製エンジンでのレースだった。

フェラーリ
シャルル・ルクレール:6位
カルロス・サインツJr.:8位

ルクレールは予選4位で、しばらく3位を走行し、チームの後押しとなった。フェラーリは昨シーズン40年間で最も低い順位になったが、速いエンジンで明らかに進歩した。サインツのフェラーリ・デビューは着実だった。

アルファタウリ・ホンダ
角田裕毅:9位
ピエール・ガスリー:17位

角田は、2012年の小林可夢偉以来、日本人として初めてポイントを獲得した。またデビュー戦でポイントを獲得したルーキー・ドライバーとしては65人目。しかし彼はスタートで順位を落としたことに失望した。ガスリーは1周目にリチャルドと接触してフロント・ウィングが壊れ、フロアも破損した。フィニッシュできなかったが、完走扱いとなった。

アストンマーティン
ランス・ストロール:10位
セバスチャン・ベッテル:15位

ストロールは、1960年以来初めてコンストラクターとして復活したアストンマーティンに1ポイントをもたらした。ベッテルはグリッド5番降格ペナルティを受け、グリッド最下位からスタートという悪夢だった。さらに週末を通じて合計5ペナルティ・ポイントと、レース中のオコンとの接触で10秒加算ペナルティを受けた。

アルファロメオ
キミ・ライコネン:11位
アントニオ・ジョビナッツィ:12位

両ドライバーともレースの大半でポイント圏内を走っていたが、惜しくもトップ10を逃した。

アルピーヌ
エステバン・オコン:13位
フェルナンド・アロンソ:リタイヤ

2度のチャンピオンで39歳のアロンソは、2018年以来のF1レースを9番からスタートしたが、破片がブレーキ・ダクトに入り、オーバーヒートのためリタイヤした。オコンは44周目、リアにベッテルがぶつかった。ベッテルは謝罪した。

ウィリアムズ
ジョージ・ラッセル:14位
ニコラス・ラティフィ:18位

2020年最下位で無得点だったウィリアムズは、少なくともハースよりも上で競争力があった。ラティフィは52周目にブースト・リークの疑いにより、チームによりリタイヤさせられたが完走扱い。

ハース
ミック・シューマッハ:16位
ニキータ・マゼピン:リタイヤ

ロシア人ルーキーのマゼピンは、1周目、冷たいタイヤによるオーバーステアに苦しみ、1周目の3番目のコーナーでスピンして障壁にぶつかった。ドイツの7度のワールドチャンピオン、ミハエルの息子でルーキーのシューマッハは、完走マシン中最下位だった。彼は90%満足しており、多くを学んだと述べた。

-Source: Reuters.com
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