セバスチャン・ベッテル、ドーナツターン:2022年F1アブダビGP

11月20日、ヤス・マリーナで開催された2022年F1シーズ最終戦、アブダビGPのチーム分析(チャンピオンシップ順)

レッドブル
マックス・フェルスタッペン:1位
セルジオ・ペレス:3位

フェルスタッペンはポール・ポジションから首位を維持し、今シーズン15勝目、通算35勝目を挙げた。またレッドブルは22戦で17勝目。フェルスタッペンは1ストップ作戦(20周目にピットイン)した8人のドライバーのひとりだった。総合3位に終わったペレスは2回のピットストップをした(15周目と33周目)。両者ともミディアムタイヤでスタートし、ハードに交換した。

フェラーリ
シャルル・ルクレール:2位
カルロス・サインツJr.:4位

ルクレールが初めて総合2位となり、フェラーリは両チャンピオンシップで2位を守った。チームはふたりの作戦を分け、サインツは2ストップ(17周目と39周目)、ルクレールは1ストップ(21周目)だった。両者ともハードタイヤでレースを終えた。サインツはスタートでハミルトンに抜かれたが、順位を戻してもらった。

メルセデス
ジョージ・ラッセル:5位
ルイス・ハミルトン:18位

ラッセルは、15周目に手間取った最初のピットストップのあと、危険なリリースで5秒ペナルティを科せられた。ハミルトンは、ハードタイヤで長い第2スティントを走行した後、油圧低下のため58周のレースで55周目にリタイヤしたが、完走扱いとなった。ハミルトンは序盤のサインツとのバトル中に接触し、フロアを破損した。メルセデスとフェラーリの点差は39ポイントだった。

アルピーヌ
エステバン・オコン:7位
フェルナンド・アロンソ:リタイヤ

アルピーヌでの最後のレースとなったアロンソは27周目に、マシンの水漏れの疑いでリタイヤした。オコンは14周目と41周目にピットインし、ハードタイヤに交換、終盤ノリスを追いかけ、マクラーレンから1秒遅れでフィニッシュした。

マクラーレン
ランド・ノリス:6位
ダニエル・リチャルド:9位

リチャルドは、ブラジル戦で科せられたグリッド3番降格ペナルティのため、マクラーレンでの最後のレースを13番からスタートし、ポイントを獲得した。彼は終盤ベッテルのアタックを防御しなければならなかった。7番スタートのノリスは、最速ラップタイム(44周目)を記録し、追加の1ポイントを獲得した。

アルファロメオ
周冠宇:12位
ヴァルテリ・ボタス:15位

アルファロメオは、アストンマーティンと同点の55ポイントでシーズンを終えたが、(シーズン後半で得点の多い方を勝者とする)カウントバックによって、上位になった。6位は、チームにとって2012年以来、最高の順位である。ボタスはハードタイヤでスタートしたふたりのドライバーのうちのひとりだった。周は3ストップ作戦で、ソフトタイヤでフィニッシュした。

アストンマーティン
ランス・ストロール:8位
セバスチャン・ベッテル:10位

4度のワールドチャンピオン、ベッテルはポイントを獲得してF1キャリアを終えた。ただし、9番スタートだったが、1ストップ作戦(25周目)でもっと上位を望んでいた。14番スタートのストロールは2ストップ(13周目と40周目)だった。

ハース
ミック・シューマッハ:16位
ケビン・マグヌッセン:17位

ミックは、チームで最後のレースを12番からスタートし、14周目と35周目にピットインした。39周目のラティフィとの衝突を起こしたとして5秒ペナルティを科せられた。マグヌッセンはハードタイヤでスタートし、28周目にミディアムに交換した。

アルファタウリ
角田裕毅:11位
ピエール・ガスリー:14位

アルピーヌに移籍するガスリーは、唯一ソフトタイヤでスタートし、ハードに交換すると誰よりも長いスティント(43周)をこなした。角田は、終盤タイヤのパフォーマンスがなくなり、ポイントを獲得できなかったと述べた。

ウィリアムズ
アレックス・アルボン:13位
ニコラス・ラティフィ:19位

ラティフィは、残り数周で電気系統の問題でリタイヤし、チームでの最後のレースを完走できなかったが、完走扱いとなった。彼のマシンのリアも、シューマッハとの衝突で破損したため、検査のためにピットストップに手間取った。アルボンは、レース終了直前に順位をひとつ落とした。

-Source: Reuters.com




2022年F1アブダビGPコラムとチーム分析