2022年F1オーストリアGPスタート

7月10日、シュピールベルクのレッドブル・リンクで開催された2022年F1シーズン11戦目、オーストリアGPのチーム分析(チャンピオンシップ順)

レッドブル
マックス・フェルスタッペン:2位
セルジオ・ペレス:リタイヤ

フェルスタッペンは金曜日にポール・ポジションを獲得した後、土曜日のスプリントで優勝し、8ポイントを獲得した。日曜日は2ストップ作戦で、最速ラップタイムのボーナス・ポイントを獲得し、2位に38ポイントをつけてオーストリアを後にした。ペレスは1周目、ラッセルと衝突し、グラベルに乗り上げたため、ピットに戻り、最下位で合流した。26周目、ダメージのためにリタイヤした。レッドブルはフェラーリに56ポイント差をつけた。

フェラーリ
シャルル・ルクレール:1位
カルロス・サインツJr.:リタイヤ

ルクレールは今シーズン3度目の優勝。ポール・ポジション以外からのスタートでは初めての優勝。日曜日は2番スタートだった。今回の優勝で総合順位2位になり、トラック上でフェルスタッペンを3回抜き、2003年ミハエル・シューマッハ以来、初めてフェラーリ・ドライバーとしてオーストリアで優勝した。サインツは56周後にエンジンがブローし、バーチャルセーフティカーが発動した。フェラーリは2連勝して2022年4勝目を挙げた。

メルセデス
ルイス・ハミルトン:3位
ジョージ・ラッセル:4位

ハミルトンは8番スタートから2戦連続で3位になった。ピットストップは2回。ラッセルは1周目のペレスとのインシデントによりフロント・ウィングを破損し、衝突の責任があるとして5秒ペナルティを科せられた。序盤にピットストップを行い、ペナルティを消化し、19番から追い上げてスタートと同じ順位でフィニッシュした。

マクラーレン
ランド・ノリス:7位
ダニエル・リチャルド:9位

2台ポイント・フィニッシュしたマクラーレンは、同じ81ポイントのアルピーヌより上位を維持。10番スタートのノリスは、トラックリミット超過で5秒ペナルティを受けた。それがなければ、6位になっていたかもしれない。リチャルドは6月のバクー以来のポイント獲得。

アルピーヌ
エステバン・オコン:5位
フェルナンド・アロンソ:10位

6番スタートのオコンは、100戦目のF1出走を今シーズンこれまでで最高の結果で祝った。アロンソは今年2度目となるグリッド最下位からのスタートでポイントを獲得。彼は土曜日のスプリントで出走できず、新しいパワーユニットのさまざまな部品を搭載した。

アルファロメオ
ヴァルテリ・ボタス:11位
周冠宇:14位

ボタスはエンジン交換のためピットレーンからスタートし、最終周回で新しいタイヤのアロンソに抜かれた。周はシルバーストンでの大きなクラッシュ後、よいレースをしたが、トラックリミット超過で5秒ペナルティを受けた。

ハース
ミック・シューマッハ:6位
ケビン・マグヌッセン:8位

シューマッハは、初ポイントを獲得した後の週末で自己最高の結果を出した。ドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれた。ハースは2戦連続で2台ポイント獲得、2018年オーストリア以来最高の週末となった。マグヌッセンは7番、シューマッハは9番でスタートし、シューマッハが33周目にチームメイトをオーバーテイクした。マグヌッセンはパワーユニットに問題が生じ、ノリスに抜かれた。ハースはアルファタウリよりも上位になった。

アルファタウリ
ピエール・ガスリー:15位
角田裕毅:16位

ガスリーはベッテルとの接触、およびトラックリミット超過で5秒ペナルティをふたつ科せられた。角田はグリップに苦しんだ。

アストンマーティン
ランス・ストロール:13位
セバスチャン・ベッテル:17位

18番スタートのベッテルはトラックリミット超過で5秒ペナルティを科せられた。ガスリーとの接触でグラベルに乗り上げたが、マシンはすでに破片でダメ―ジを受けていた。ストロールは12番スタートから、最初のタイヤ・セットで30周走った。

ウィリアムズ
アレックス・アルボン:12位
ニコラス・ラティフィ:リタイヤ

ラティフィは序盤にフロアが破損し、リタイヤした。アルボンは残り10周の時点でトップ10に入っていたが、最後にボタスとアロンソに抜かれた。

-Source: Reuters.com




2022年F1オーストリアGPコラムとチーム分析