2022年F1バーレーンGP スタート

3月20日に開催された2022年F1シーズン開幕戦、サキール・サーキットで開催されたバーレーンGPのチーム分析(チャンピオンシップ順)

フェラーリ
シャルル・ルクレール:1位
カルロス・サインツJr.:2位

ルクレールはポール・トゥ・ウィン、最速ラップタイムで追加の1ポイントも獲得した。またドライバーズ・オブ・ザ・デイにも選ばれた。F1では3勝目、フェラーリは2019年9月のシンガポールの1-2フィニッシュ以来初めての優勝。ルクレールは、モナコ人として初めてチャンピオンシップ首位に立った。フェラーリは、2010年バーレーンGPの1-2フィニッシュ以来、最高のシーズン・スタートを切った。またフェラーリにとってF1で85回目の1-2フィニッシュ、239回目の優勝。ルクレールとフェルスタッペンは序盤に首位争いをしたが、フェラーリはピットストップ作戦で間違いを犯さなかった。

メルセデス
ルイス・ハミルトン:3位
ジョージ・ラッセル:4位

上下動してパフォーマンスに欠けるマシンの被害防止の週末、183回目の表彰台に立ったハミルトンは、予選5位のあと、この3位は望み得る最高の結果だと述べた。ウィリアムズから移籍し、ヴァルテリ・ボタスの後任となったラッセルの4位は自己ベスト。ハミルトンは早目に3ストップ作戦に切り替えた。

ハース
ケビン・マグヌッセン:5位
ミック・シューマッハ:11位

チームは過去2年間で3ポイントしか獲得しなかったが、ロシア人のニキータ・マゼピンと交代したマグヌッセンは、カムバックレースで10ポイントをもたらした。デンマーク人のマグヌッセンは7番スタートだったが、1周目に5位まで上げた。その後順位を落としたが、レッドブル2台がリタイヤした。シューマッハはスタートでアルピーヌのエステバン・オコンと接触してスピンしたが、11位は彼のF1ベスト順位だった。

アルファロメオ
ヴァルテリ・ボタス:6位
周冠宇:10位

ボタスはチーム移籍後デビュー戦でポイント獲得。一方、今年唯一のルーキーは、中国人としてF1初参戦、初ポイントを獲得した。ボタスはスタートでホイールスピンに苦しみ、14位まで後退した後巻き返した。周のマシンはターン1でアンチストールモードになったが、彼も巻き返した。

アルピーヌ
エステバン・オコン:7位
フェルナンド・アロンソ:9位

両ドライバーとも3ストップ作戦で、アルピーヌはダブルポイント獲得。オコンは11番スタートで、シューマッハをスピンさせた衝突で5秒ペナルティを受けた。彼はレース後シューマッハに謝罪した。14周目にピットインしてペナルティを消化した。

アルファタウリ
角田裕毅:8位
ピエール・ガスリー:リタイヤ

ガスリーは45周目8位走行中、マシン後部から火が出てリタイヤ。リタイヤしたのは彼ひとりだった。角田は16番スタートだったが、1周目が終わった時点で12位になった。

アストンマーティン
ランス・ストロール:12位
ニコ・ヒュルケンベルグ:17位

ヒュルケンベルグは、今週初めにCOVID-19検査で陽性となったセバスチャン・ベッテルの代役を務めた。彼は17番スタート、ストロールは19番スタートだった。両ドライバーとも3ストップ作戦だった。

ウィリアムズ
アレックス・アルボン:13位
ニコラス・ラティフィ:16位

アルボンは1年ぶりにF1に復帰したが、ウィリアムズはポイントには程遠い。ただし両ドライバーともマクラーレンよりも上位でフィニッシュした。アルボンは14番、ラティフィは20番スタートだった。

マクラーレン
ダニエル・リチャルド:14位
ランド・ノリス:15位

マクラーレンにとっては厳しい1日だった。リチャルドは1周目が終わった時点で最下位だった。

レッドブル
セルジオ・ペレス:18位
マックス・フェルスタッペン:19位

ワールド・チャンピオンのフェルスタッペンは予選2位で首位を争っていた。マシンのトラブルでリタイヤしたときは2位を走行していた。ペレスは表彰台が目前だったが、最終周回にエンジンが停止し、スピンした。

-Source: Reuters



2022年F1バーレーンGP コラムとチーム分析