2021年F1カタールGPスタート

11月21日、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで開催された2021年F1シーズン20戦目、カタールGPのチーム分析(チャンピオンシップ順)

メルセデス
ルイス・ハミルトン:1位
ヴァルテリ・ボタス:リタイヤ

ハミルトンはポール・ポジションから先頭に立ち、通算102回目、今シーズン7回目の優勝を果たした。彼とフェルスタッペンとの差は8ポイントに縮まった。彼は30番目のサーキットで優勝した。ボタスは、予選中の警告フラッグを無視して、グリッド3番降格ペナルティを受け、6番からスタートした。彼は33周目に左フロント・タイヤがパンクし、ピットにゆっくり戻ったが、ダメージのため48周目にリタイヤした。メルセデスとレッドブルの差は5ポイントに縮まった。

レッドブル・ホンダ
マックス・フェルスタッペン:2位
セルジオ・ペレス:4位

フェルスタッペンは、予選のイエローフラッグで減速せず、グリッド5番降格ペナルティを受け、7番からスタートしたが、1周目の終わりには4位になり、5周後には2位になった。彼は最速ラップタイムのボーナス・ポイントを獲得した。11番スタートのペレスは表彰台に立てそうだったが、2ストップ作戦に切り替え、その後バーチャル・セーフティカーが出動した。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、マーシャルに対するコメントで公式な警告を受け、謝罪した。

フェラーリ
カルロス・サインツJr.:7位
シャルル・ルクレール:8位

サインツは、ボタスとフェルスタッペンのペナルティにより5番からスタートし、1ストップ作戦だった。フェラーリの両ドライバーは、タイヤ管理に励まなくてはならなかった。ルクレールは新しいシャシーに交換し、13番スタートだった。フェラーリはドライバーをふたり続けてピットストップさせた。マクラーレンとの差は39.5ポイントになった。

マクラーレン
ランド・ノリス:9位
ダニエル・リチャルド:12位

ノリスは4番スタートで、ペースもよかったが、残り7周でパンクし、4位から後退し、レースが台無しになった。第2スティントのハード・タイヤは、第1スティントのソフトよりも少ない周回でダメになった。リチャルドは14番スタートで、第1スティントはよかったが、その後は燃料を温存しなければならなかった。

アルピーヌ
フェルナンド・アロンソ:3位
エステバン・オコン:5位

アロンソは、フェラーリ在籍中の2014年以来初めて表彰台に立った。フェルスタッペンとボタスのペナルティにより3番からスタートした。最初のコーナーのあと2位になったが、最終的にフェルスタッペンを抑えることはできなかった。彼はペレスが2度目にピットインしたあと3位を取り戻した。オコンはスタート位置から順位を4つ上げた。ルノーが所有するアルピーヌは、アルファタウリと同点でレースを始め、25ポイント差をつけた。

アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー:11位
角田裕毅:13位

ガスリーはフロントローからスタートしたが、先頭で戦うだけのスピードに欠けていた。チームは攻撃的な2ストップ作戦を試したが、成功しなかった。角田はソフトタイヤに苦しみ、剥がしたバイザーがリア・ウィングに挟まって最初のスティントで減速し、それを取り除くため早目のピットストップを強いられた。

アストンマーティン
ランス・ストロール:6位
セバスチャン・ベッテル:10位

ストロールは12番から力強いスタートをし、ピットストップでサインツをアンダーカットした。ふたりとも1ストップ作戦だった。ベッテルは10番スタートだったが、ボタスに押し出されて17位まで後退し、その後巻き返した。チームは6月のフランス以来のダブルポイント・フィニッシュ。

ウィリアムズ
ジョージ・ラッセル:17位
ニコラス・ラティフィ:リタイヤ

ラティフィはパンクのため51周目にリタイヤし、トラック脇にマシンを停めた。マーシャルが撤去しなければならなくなり、バーチャル・セーフティカーが出動した。ラッセルは15番からスタートし、17周目に早目のピットストップ行い、左フロント・タイヤのパンクのため49周目に再びピットインせざるを得なかった。

アルファロメオ
キミ・ライコネン:14位
アントニオ・ジョビナッツィ:15位

ふたりとも2ストップ作戦だった。ジョビナッツィはスタートで順位を4つ上げた。

ハース
ミック・シューマッハ:16位
ニキータ・マゼピン:18位

シューマッハは19番スタートで、1ストップ作戦だった。マゼピンも1ストップ作戦だったが、シャシー問題のため、フリー走行と予選で15周しか走れなかった。

-Source: Reuters.com


2021年F1カタールGP コラムとチーム分析