9月12日、モンツァで開催された2021年F1シーズン14戦目、イタリアGPのチーム分析(チャンピオンシップ順)
メルセデス
ヴァルテリ・ボタス:3位
ルイス・ハミルトン:リタイヤ
ボタスは土曜日のスプリントで優勝したが、エンジン交換ペナルティで最下位の19番からスタートした。彼はトラックでは4位でフィニッシュしたが、ペレスがタイム加算ペナルティを受けたため3位になった。ハミルトンとフェルスタッペンは53周中26周目に衝突し、その場でリタイヤした。
ハミルトンは、2018年7月以来のリタイヤで、もちろん今シーズン初リタイヤ。フェルスタッペンのマシンはメルセデスに乗り上げたが、ハローが衝撃を吸収し、ハミルトンは重傷を負わずに済んだ。このクラッシュでセーフティカーが出動した。
メルセデスはコンストラクターズ・チャンピオンシップの差を18ポイントに広げた。ハミルトンはフェルスタッペンを5ポイント差で追いかける。
レッドブル・ホンダ
セルジオ・ペレス:5位
マックス・フェルスタッペン:リタイヤ
フェルスタッペンは、ハミルトンとの衝突を引き起こしたとして、次戦ロシアでグリッド3番降格ペナルティを受けた。ペレスはトラック上で3位だったが、トラックリミット超過でアドバンテージを得たとして5秒タイム加算ペナルティを科せられた。
マクラーレン
ダニエル・リチャルド:1位
ランド・ノリス:2位
マクラーレンは2012年以来の優勝、リチャルドはレッドブルに在籍していた2018年以来の優勝。彼は2番スタートで、最初のコーナーで先頭に立った。マクラーレンは、今シーズン1-2フィニッシュを果たした唯一のチームになった。チームの最近の1-2フィニッシュは、2010年カナダだった。ノリスにとって2位は自己最高順位。
ランド・ノリス、ザク・ブラウン、ダニエル・リチャルド
フェラーリ
シャルル・ルクレール:4位
カルロス・サインツJr.:6位
2019年モンツァの優勝者ルクレールは、ペレスのペナルティで順位をひとつ上げたが、マシンはストレートでのスピードに欠けていた。去年、マクラーレンで2位になったサインツは、初めてフェラーリのユニフォームでモンツァに登場した。サインツは、横滑りするマシンのリアに苦労した。
アルピーヌ
フェルナンド・アロンソ:8位
エステバン・オコン:10位
アルピーヌは5位に留まったが、13戦連続でポイントを獲得。オコンは序盤にラティフィに順位を返さなくてはならず、15周目のベッテルとの衝突で5秒ペナルティを受け、最初のピットストップで5秒停止した。アロンソは孤独なレースをした。
アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー:リタイヤ
角田裕毅:出走せず
昨年の意外な優勝者だったガスリーは、不特定のシステム・トラブルで序盤にリタイヤした。角田はグリッドからピットに押し戻され、ブレーキ問題のため出走しなかった。今年、毎戦ポイント獲得する唯一のチームとしてのファタウリの記録が途切れた。
アストンマーティン
ランス・ストロール:7位
セバスチャン・ベッテル:12位
ストロールは9番スタート、ベッテルは11番スタート。ストロールは7位が精いっぱいだったと述べた。ベッテルは1周目、押し出されて順位を落とし、マシンを破損した。彼はセーフティカーが出動する直前にピットインし、オコンとシューマッハと接触した。
ウィリアムズ
ジョージ・ラッセル:9位
ニコラス・ラティフィ:11位
14番スタートのラッセルは、4戦で3回目のポイントを獲得し、ウィリアムズはアルファロメオに19ポイント差をつけた。ラッセルは、セーフティカーのおかげで、ピットレーンで順位を上げた。ラティフィはセーフティカーのタイミングが不運だった。
アルファロメオ
アントニオ・ジョビナッツィ:13位
ロバート・クビサ:14位
ジョビナッツィは7番スタートだったが、1周目の衝突とスピンで最下位まで後退した。
ハース
ミック・シューマッハ:15位
ニキータ・マゼピン:リタイヤ
シューマッハは18番、マゼピンは16番スタートだった。ふたりは、セーフティカー退場後のリスタートで接触し、マゼピンは5秒ペナルティを受けた。マゼピンは3回ピットストップを行なったが、終盤にパワーユニット問題でリタイヤした。
-Source: Reuters
マーティン・ブランドルのコラム