6月20日、ポール・リカールで開催された2021年F1シーズン7戦目、フランスGPのチーム分析(チャンピオンシップ順)
レッドブル・ホンダ
マックス・フェルスタッペン:1位
セルジオ・ペレス:3位
フェルスタッペンは今季3勝目、通算13勝目。ポール・ポジションからスタートしたが、スタートでハミルトンに抜かれ、最初のピットストップで首位に返り咲いた。その後2回目のピットストップを行い、新しいタイヤで追い上げて優勝。最速ラップのボーナスポイントも獲得して、ハミルトンとの差を12ポイントとした。1ストップ作戦のペレスと、フェルスタッペンがチームメイトとして表彰台に立つのは初めてだった。レッドブルはメルセデスに37ポイント差をつけ、2014年に始まったV6ターボ・ハイブリッド時代で初めて3連勝した。
メルセデス
ルイス・ハミルトン:2位
ヴァルテリ・ボタス:4位
ハミルトンは、フロント・ローからスタートして1周目に首位に立ったが、1ストップ作戦が失敗し、摩耗したタイヤでフェルスタッペンに簡単に抜かれた。ボタスは17周目にタイヤ振動でピットインしたあと、終盤ペレスに抜かれた。ハミルトンは170回目のF1表彰台。
マクラーレン
ランド・ノリス:5位
ダニエル・リチャルド:6位
マクラーレンはフェラーリから総合3位を奪還。8番スタートのノリスは、よいオーバーテイクを何度か見せ、ガスリーとバトルした。リチャルドは10番スタートで、調子は上がってきているものの、依然としてマシンに苦労していると述べた。
フェラーリ
カルロス・サインツJr.:11位
シャルル・ルクレール:16位
チーム代表のマッティア・ビノットは、チームにとって「非常に悪くて難しいレース」だったとコメントした。両ドライバーとも、過剰なタイヤ劣化に苦しんだ。チームは作戦を分け、ルクレールは2ストップ、サインツは1ストップだった。フェラーリは今シーズン初めて無得点。
アルファタウリ・ホンダ
ピエール・ガスリー:7位
角田裕毅:13位
角田はピットレーンからスタートしたが、すぐに3つ順位を上げた。ガスリーは、ピットストップでふたつ順位を落としたと述べた。チームはアストンマーティンとの点差を3ポイント広げた。
アストンマーティン
セバスチャン・ベッテル:9位
ランス・ストロール:10位
両ドライバーともピットストップを先延ばしした。12番スタートのベッテルは最初のスティントでコースアウトし、タイムをロスした。ストロールは19番スタートだった。
アルピーヌ
フェルナンド・アロンソ:8位
エステバン・オコン:14位
アロンソは9番スタート、18周目にピットインしてハードタイヤに交換し、終盤ガスリーとリチャルドとバトルを展開。オコンは28周目にピットインしてミディアムに交換した。ふたりとも激しいタイヤ劣化に苦しんだ。
アルファロメオ
アントニオ・ジョビナッツィ:15位
キミ・ライコネン:17位
連続ポイント獲得レースが2戦で途切れた。
ウィリアムズ
ジョージ・ラッセル:12位
ニコラス・ラティフィ:18位
ラッセルの12位により、ウィリアムズはハースより上位になった。ラッセルはミディアム・コンパウンドで14番スタート、17周目にピットインした。ラティフィも1ストップ作戦だった。
ハース
ミック・シューマッハ:19位
ニキータ・マゼピン:20位
シューマッハは、初めて予選Q2に進出し、これまでの最高順位の15番からスタートした。彼は4周目にマゼピンに抜かれ、16周目にピットインした。マゼピンは32周まで最初のタイヤ・セットをもたせ、ミディアムに交換した。
-Source: Reuters.com
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