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2022年のF1は、18インチのタイヤが導入され、タイヤのトレッド幅は従来と同じ(フロント305mm、リア405mm)だが、直径は660mmから720mmへとわずかに大きくなり、それらによって見た目、特性が大きく変わる。また、今シーズンからタイヤホイールがBBSのワンメイクになり、2024年まで全チームに供給される。


新しい18インチタイヤ - F1の未来を見据えた2022年マシン用タイヤ:ピレリ公式サイト
・・・最も重要な変更点はサイドウォールの縮小で、これは長年にわたって世界の主要な高性能乗用車に採用されてきたピレリの低扁平率タイヤ(ロープロファイルタイヤ)と似ている・・・サイドウォールが低くなることで、タイヤのたわみが少なくなり、マシンの空力学的特性への影響も少なくなる。このような状況では接戦が予想される・・・ <記事ではさらに詳細解説をしている>

昨年までは予選Q3に進出したマシンは、Q2で最速タイムを記録したタイヤで決勝レースをスタートしなければならなかったが、今年2022年シーズンから、その条文が削除され、予選Q3進出マシンも決勝レースのスタートは、タイヤを自由に選択することができるようになった。

今シーズンもハードタイヤ2セット(決勝レース用1セット含む)、ミディアムタイヤ3セット(決勝レース用1セット含む)、ソフトタイヤ8セット(予選Q3用1セット含む)の13セットが全ドライバーに割り当てられる。

上記のカッコ内の3セットは使用義務のあるタイヤで、ソフトは予選Q3用に1セット残しておかなければならないし、ハードとミディアムの各1セットは決勝レースで、どちらか1セットを使用することが義務付けられている。

レインタイヤは7セット、インターミディエイトタイヤ4セット(緑)、ウェットタイヤ3セット(青)<()内はサイドウォールの色>



第1戦バーレーンGPのタイヤコンパウンド
ハード:C1 | ミディアム:C2 | ソフト:C3
第2戦サウジアラビアGPのタイヤコンパウンド
ハード:C2 | ミディアム:C3 | ソフト:C4
第3戦オーストラリアGPのタイヤコンパウンド
ハード:C2 | ミディアム:C3 | ソフト:C5
第3戦のミディアムとソフト間では1段階飛ばしたコンパウンドになっているので、タイヤ選択が難しくなるだろう。

2022年F1バーレーンGPのタイヤコンパウンド
2022年F1サウジアラビアGPのタイヤコンパウンド
2022年F1オーストラリアGPのタイヤコンパウンド