マクラーレンのランド・ノリスは絶好調だ。今回もチームが、チームメイトのダニエル・リチャルドよりもノリスを優先し、ノリスは飛び出した。彼はソフト・コンパウンドを非常にうまく使い、数周にわたってルイス・ハミルトンからのプレッシャーにうまく対応し、2台のフェラーリを寄せ付けなかった。
当然の表彰台だったし、「ドライバー・オブ・ザ・デイ」にふさわしかった。
フェラーリ旗を振って応援するファン
フェラーリのシャルル・ルクレールは週末を通じてよい仕事をした。彼のチームメイト、カルロス・サインツJr.は、精彩に欠ける予選と、低温で湿ったコンディションであまりに多くのミスを犯したが、最終的に力強いレースをして、終盤はルクレールに匹敵するペースを見せ、彼に遅れること1.5秒でフィニッシュした。
フェラーリは本当に先頭のすぐ後ろの集団に戻ってきた。
ダニエル・リチャルドはランド・ノリスよりも27秒遅れてフィニッシュした。彼はマクラーレンのマシンとチームになじむためには、やらなければならない仕事がある。しかし、彼ががっかりしたとしても、メルセデスのヴァルテリ・ボタスやレッドブルのセルジオ・ペレスほどではないだろう。彼らは、タイトル争いをしているふたりが、自分たちにはないように見えるグリップと自信を見つけ、遠くに消えていくのを見守るしかなかった。
このふたりボタスとぺレス、そしてアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルはポルトガルとスペインで力強いレースをする必要がある。
イタリア国旗を振って角田裕毅を応援するファン
自宅の横をマックス・フェルスタッペンが走り抜ける
スチュワードが不品行や規約違反に関する多くの問い合わせを調べたので、最終結果が出たのは日曜日の20時55分だった。本人の基準からすると無名の週末を過ごしたフェルナンド・アロンソなどは、トラックを離れたあとに、順位が上がった。キミ・ライコネン、ランス・ストロール、角田裕毅は、規約違反でペナルティを受けた。
今年は素晴らしいシーズンになりそうだ、お見逃しなく。
マーティン・ブランドルのF1コラム-Source: Sky Sports
F1エミリア・ロマーニャGP
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