
2020年F1シーズンはこれまでで最も奇妙な1年だった。グランプリ最終戦前に、ルイス・ハミルトンとメルセデスが7度目のタイトルを獲得したが、それ以外に我々が2020年から学んだことは何だろうか?
1.ルイスはまだ上達している
ルイス・ハミルトンがまだ最盛期に達していないというのはやや恐ろしい考えだが、2020年の経験から考えると、7度のチャンピオンにはまだキャパシティがある。ハミルトンは出走した16戦中11回優勝したが、トルコなどでは完全に卓越しており、新記録を樹立した。しかし、その間も、平等と人種的不公平に光を当て、自身のプラットフォームを使って、彼が正しいと信じていることを発言し、変化を推し進めた。
彼は、このプラットフォームを維持するために、仕事へのモチベーションが上がったと述べており、彼がまだそのフルポテンシャルを十分に発揮していないことを意味している…

2.ドライバー市場は常に驚きをもたらす
セルジオ・ペレスが2020年いかに活躍したかにかかわらず、レッドブルが方針を変えて、ドライバーのひとりと交代させるだろうと考えた人が何人いただろうか? これが2020年ドライバー市場の魅力だった。最後までハラハラさせられた。そして複数年契約が結ばれたので、書面上では今年はそれほどエキサイティングではないように見えるかもしれないが、何が起きるかわからない。結局のところ、ペレスは2021年レーシング・ポイントとの契約を結んでいたのだから。

3. 次の年にどのチームに移籍するかを早期に決めるのは危険
昨年2月に誰が2020年がこのように展開すると予想しただろう? 当時、COVIC-19が大きな影響を与えると予想したとしても、フェラーリがセバスチャン・ベッテルをマクラーレンのドライバー、カルロス・サインツJr.と交代させると予想するのは大胆だっただろう。さらに、サインツが、コンストラクター・チャンピオンシップ3位になり、メルセデスのパワーユニットを搭載するマクラーレンを離れ、総合6位に終わったフェラーリに移るという予想はさらにさらに大胆だった。
ベッテルはフェラーリの決断に困惑したが、アストンマーティンへの移籍は、2020年の成績に基づけば、4度のワールドチャンピオンにとっては昇進のように見える。

4. ルクレールはベッテル移籍後のフェラーリを率いることができる
それでも、マラネロの将来が真っ暗というわけではない。今シーズン、パフォーマンスのきらめきがあり、さらにエキサイティングなことに、シャルル・ルクレールの見事なハイライトがあった。彼は、フェラーリでのデビュー・シーズンで力を見せつけた。しかし、ルクレールは今年の低迷にもかかわらず、ドライバーとして成長した。
難しいマシンに乗りながら、彼は最初の4戦で2回表彰台に立ち、さらに3回トップ4になり、何度か素晴らしい予選アタックがあった。精神的強さ、回復力、しばしばペースからかなり遅れたマシンで結果を出す能力、ルクレールの将来は明るい。
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2020年F1シーズンから学んだ13のこと
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