
アブドゥルラフマン・アルマンナイ(カタールモーター&モーターサイクル連盟会長)とステファノ・ドメニカリ(F1会長兼CEO)
カタールのロサイル国際サーキットは、11月19~21日、初のF1グランプリを開催する予定である。カタールは2021年F1シーズンの20戦目を開催するとともに、2023年から10年間のグランプリ開催契約も結んだ。
カタールのサーキットは、二輪レースの世界では非常に有名で、ロサイルは2004年からMotoGPシリーズを開催している。国際的な通信企業オレドー(Ooredoo)が、イベントのタイトル・スポンサーを務める。
このレースがカレンダーに加わることにより、2021年シーズンは中東の3連戦で締めくくられることになる。カタールでのレースのあとは、12月3~5日に初のサウジアラビアGPが、12月10~12日に最終戦アブダビGPが行われる。

2021年F1カレンダーはあと7戦。
F1は声明のなかで「カタールからはF1に役立ちたいという強い意志表示があり、その過程で、より長いパートナーシップのビジョンが議論され、10年間契約の合意に至った」と述べた。
「2021年のF1に役立つという姿勢から、長期的戦略へのステップは短く単純であり、2022年のFIFAワールドカップ開催後にF1がカタールのショーケースになるというビジョンが、この長期的な合意の原動力となった」
「長期契約の一環として、2023年以降のグランプリの開催地に関して議論が続けられる予定で、詳細は後日発表する」
カタールのロサイル国際サーキット




ステファノ・ドメニカリ(F1会長兼CEO)
「今シーズン、カタールをF1カレンダー、そして2023年からは長期的にに迎えることができて非常に嬉しい」
「カタールモーター&モーターサイクル連盟(QMMF)と当局は、今シーズンのレースが、MotoGPのホストとして有名なロサイルで開催できるよう、素晴らしいほどの速さで行動してくれた」
「我々は適応し続けることができると証明してきたし、F1には大きな関心が寄せられ、多くの場所がグランプリ開催を望んでいる。すべてのチーム、F1、FIAの多大な努力により、22レースのカレンダーを実現することができた。これは、チャレンジングな1年であるもかかわらず、非常に素晴らしいことであり、我々全員の誇りである」
アブドゥルラフマン・アルマンナイ(QMMF会長)
「今日はカタールのモータースポーツ界と、主要なスポーツ・イベントの開催という我が国にとって、非常に重要な日だ」と述べた。
「カレンダーに加わることで、F1をサポートできること、そしてこれほど短期間で我が国でレースを開催できること、そしてF1と画期的な長期契約を結んだことをとても誇りに思う」
「このエキサイティングな契約により、カタールは今後10年間、世界的モータースポーツの頂点ともいえるイベント、F1とMotoGPを開催することになる。我々には誇らしいモータースポーツの歴史があるが、これは我々にとって次の章だ。カタールはF1にとって素晴らしい開催地であり、近いうちにドライバー、チーム、メディア、ファンを迎えるのを楽しみにしている」
ジャン・トッド(FIA会長)
「このような困難な時に、カタールでの初グランプリを迅速かつ効率的に開催するために精力的に取り組んできた、F1、カタールモーター&モーターサイクル連盟、カタール当局にお祝いを申し上げる」
「レースを開催するロサイル国際サーキットは、我々と協力し、この記念すべき機会に向けて万全の準備をしてきた。この共同作業による成果を非常に誇りに思う。QMMFのアブドゥルラフマン・アルマンナイ会長と文化・スポーツ大臣のサラー・ビン・ガーネム・アル・アリー閣下に感謝する」
「F1への長期的なコミットメントに加え、2022年FIFAワールドカップ、その他多くの国際的イベントの計画は、スポーツに対するカタールの強い情熱を示すものである」
-Source: The Official Formula 1 Website
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