
イタリアGPの予選セッション後、スチュワードが審議を行い、アルピーヌとアストンマーティンは、ピットレーンでの違反行為に対してそれぞれ5,000ユーロ(64万9,350円*)の罰金を科せられた。
金曜夕方に行われた予選のQ2では、ドライバーが最後のアタックのためにガレージから出てピットレーンに向かったため、ピットレーンが大混乱した。
この混乱のなか、アストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは、ルイス・ハミルトンの進路に向けて走り出しため、チームは罰金を科せられた。また、アルピーヌのチームメンバーひとりがベッテルの進路に立っていたため、アルピーヌも罰金を科せられた。





イタリアGPのスチュワードは、アストンマーティンに対する裁定のなかで「複数のマシンが同時にピットレーンにリリースされた。5番マシン(ベッテル)はチームによってリリースされたが、同時にチームの他のマシンもリリースされた。そのため、44番マシン(ハミルトン)が通過しているときに、5番マシンがファストレーンに移動し、44番マシンはインシデントを避けるために回避行動をとらざるを得なかった」としている。
アルピーヌについては、スチュワードは、チームメンバーが「危険な行為」をとり「複数のマシンが同時にピットレーンにリリースされた。31番マシン(オコン)のリリースを担当したチームメンバーは、ピットレーンを後ずさりしてファストレーンに近づき、5番マシン(ベッテル)の進路に入った」と判断した。
「スチュワードは、他チームのメンバーもピットレーンで後ずさりしていたことを認めているが、彼らは他のマシンを妨害しておらず、特に危険な状況ではなかった。31番マシンの場合、スチュワードはこれを『危険な行為』と判断した」
アストンマーティンとアルピーヌはいずれもモンツァでQ3に進出できなかったため、この罰金は2チームにとって忘れたい予選の締めくくりとなった。ベッテルは土曜日のF1スプリントをグリッド11番、チームメイトのランス・ストロールは12番からスタートする。フェルナンド・アロンソとエステバン・オコンは、アストンマーティンのふたりよりも下位の13番と14番からスタートする。
-Source: The Official Formula 1 Website


*日本時間2021年09月11日06:00 の為替レート:1ユーロ=129.870000円