角田裕毅はレッドブルでのレースシートを失った後、2026年シーズンはテストとリザーブの役割に戻ることになる。

角田裕毅:2025年F1アブダビGP

角田裕毅は、2026年のF1グリッドから外れるというニュースに対して初めて本格的な反応を示し、受け入れるのは「辛い」と認めながらも、まだ状況を完全には受け入れていないと語った。

カタールGP週末の直後、レッドブルは来シーズン、アイザック・ハジャーが角田と交代すると発表した一方、F2レーサーのアービッド・リンドブラッドがレーシングブルズでリアム・ローソンのパートナーに就任すると発表した。

一方、角田は降格して、レッドブルとレーシングブルズ両チームのテスト兼リザーブドライバーになり、当時アルファタウリと名乗っていたチームでのデビューから約5年でグリッドから姿を消すことになる。

角田裕毅:2025年F1アブダビGP

レッドブルで走れないと知ったのはいつだったかと問われると、角田裕毅はこう答えた。

「カタールのレース後に聞いた。もちろん、がっかりした。辛い」

「同時に、来年レースに出られないことをまだ完全には認識も実感もしていない。翌朝、なんとなく平気だったのは意外だ。アブダビのことを考えていた。理想的とは言えないが」

「ここでやるべきことは、カタールでやろうとしていたことと全く同じだ。できる限り競争力を高め、理想的にはマックスを助け、自分自身とチームのためにできるだけ上位でフィニッシュすることだ」


角田裕毅のInstagram
角田裕毅のInstagram、レースシート喪失後にコメント

まだ終わっていない。

2026年のレースシートがないと知ってものすごく辛かったが、チームとともに開発するテスト兼リザーブドライバーとして、これまで以上にレッドブルと一緒に頑張り、グリッドに居場所があることを証明する決意を固めている。人生には挫折がつきものだが、これが僕の挫折だ。それでも最高のF1ドライバーになるという決意は揺るがない。

-Source: instagram.com/yukitsunoda0511


角田は、昨冬はレッドブルのシート獲得の可能性がなく、2025年シーズンをレーシングブルズでスタートしたが、シーズン開始から2戦目にリアム・ローソンと交代し、ようやくシニアチームでチャンスを得た。

しかし、フェルスタッペンのチームメイトとして、ローソンなどレッドブルの歴代ドライバーたちが経験した苦労は、角田にも感じられたようだ。彼は予選で何度も早々に敗退し、時折わずかなポイントしか獲得できなかった

角田裕毅はシーズン序盤の昇格について「全く後悔していないとは言っていない」と振り返った。

「レーシングブルズのマシンが恋しい。このレギュレーションが始まってから僕が開発に関わってきた部分もある。ある種のDNAが詰まっているのに、自分の子供を捨ててしまうようなものだ。だから、あのマシンが恋しくてある種の後悔はある」

「同時に、ほとんど後悔していない。この立場が少し難しい理由はなんとなく理解できるが、一方で、特に終盤にかけてはチームが多くのサポートをしてくれたと思う」

「Q1を突破できない時もあったので、ここ数レースは苦戦しているように見えたと思う。結果を見ればずいぶん違うが、マックスとの差は着実に感じられる。0.45秒差だったのは、いつ以来か思い出せない」

「かなり満足している。僕はシーズン途中から参戦したが、彼は4年間このマシンで走ってきた。ここまで近づけたのは、以前ここで走っていた多くのドライバーとは少し違う状況だ」

レッドブルのシニアチームでは、2025年のルーキ―、ハジャーが角田と交代する
レッドブルのシニアチームでは、2025年のルーキ―、ハジャーが角田と交代する。

F1テスト兼リザーブドライバーとしての任務に加え、あるいはそれ以降の今後の展望について、角田裕毅は次のように語った。

「すべてはマネージャーに任せている。今はアブダビのことだけ考えている。レースがどうなるか見てみよう」

「僕にとって新しい経験になるだろう。ここ数年はレースに出場してきた。もちろん寂しくなるだろうけど、同時に両チームの一員として、想像もしなかった多くのことを学べるし、新しい視点も得られると思う」

「前向きに考えよう。今はアブダビのことだけ考えている。将来のことはその後で考えよう」

インディカーのようなシリーズへの移籍が選択肢になるかと問われると、次のように答えた。

「F1は僕の人生そのものだ。(他のことを考えるには)まだ時期尚早だ」

「今のところ、モチベーションはF1だけだ。今は他の競技のことはあまり考えていないが、自分を磨く機会があれば、できる限りのことをするつもりだ」

-Source: The Official Formula 1 Website