田辺豊治(ホンダ)2021年F1サウジアラビアGP決勝コメント

田辺豊治(ホンダF1テクニカル・ディレクター)

「F1初開催のサウジアラビアGPは、2回の赤旗を含む波乱の展開になりました。レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、その波乱の中でのピット戦略も功を奏して一時はトップを走行しましたが最終的に2位に終わりました。チームメイトのセルジオ・ペレスは、赤旗中断後のリスタート時に混乱の中での接触によりリタイヤとなってしまいました。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは難しいレースを上手く走り切り6位入賞となり、いいパフォーマンスを見せてくれたと思います。角田裕毅は接触によりポジションを落として14位という残念なレース結果にはなりましたが、初めてのサーキットでいいパフォーマンスを発揮できたポジティブな週末になりました。

ドライバーズチャンピオンシップについてはフェルスタッペンがハミルトンと同一ポイント、コンストラクターズチャンピオンシップは今日の結果からメルセデスに差を広げられてしまいました。そしていよいよ、来週の最終戦で両チャンピオンシップが決まります。ホンダF1の最後の挑戦となる今シーズンの最終戦、第22戦アブダビGPに向けてチーム一丸となり全力を注いて臨みます」

-Source: HondaJP_Live/twitter