田辺豊治（ホンダF1テクニカル・ディレクター）

「今日のアメリカGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウインで優勝を飾りました。セルジオ・ペレスが3位に入り、前戦トルコGPでのホンダのスペシャルカラーに続き、今回はアキュラ（ACURA）をリアウィングに付けたマシンで、2戦連続のダブル表彰台を獲得することができました。

フェルスタッペンは早めにピットインする戦略を採り、それに対してピットインを遅らせたルイス・ハミルトンが終盤激しく追い上げを仕掛けてきましたが、レースペースを見事にマネージしてポジションを守り切り、優勝しました。マックスの素晴らしい走りで、とてもエキサイティングなトップ争いになったレースだったと思います。チームメイトのぺレスは週末を通して速さを見せ、2戦連続の3位を獲得。コンストラクターズチャンピオンシップを争うチームに大きく貢献しました」

「また、今回は山本雅史（マネージングディレクター）さんが表彰台に上がりましたが、レッドブル・レーシングからのうれしい計らいとリスペクトに感謝しています。

スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、素晴らしいスタートで2台をオーバーテイクすると、その後も粘り強い走りで9位入賞を果たしました。6戦ぶりのポイント獲得、2戦連続のQ3進出と合わせて今後もこの勢いを持ってシーズン終盤を戦ってくれればと思います。

ピエール・ガスリーについても、序盤は入賞圏内でいい走りを見せていただけに、サスペンショントラブルによってリタイヤせざると得なかったことは残念でした。

次戦はぺレスの母国メキシコでのレースとなります。今シーズンのレースも残り5戦となりましたが、我々にとっては長く厳しい戦いが続きます。一戦一戦の結果がとにかく大切になってきます。チームとともに万全の準備をして次戦に臨みます」

-Source: HondaJP_Live/twitter