木曜日(5月6日)、レッドブルはライバルのメルセデスからさらに5人のエンジンの人材を獲得したことを発表し、レッドブルの新しいF1パワーユニット・プロジェクトは勢いを増している…
先月、レッドブルは、メルセデスHPPのメカニカル・エンジニアリング責任者だったベン・ホジキンソンが、レッドブル・パワートレインズの新しいテクニカル・ディレクターになることを発表した。
先週ポルトガルで、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、さらに人材を獲得すると述べ、スペインGPの週末前に5人の新たな雇用者を発表した。
ウィリアムズでプロダクション・マネージャー(生産マネージャー)を、その後10年以上メルセデスHPPの製造部門責任者を務めていたスティーブ・ブルーエットがプロダクション・ディレクターに、メルセデスのF1エレクトロニクスのチームリーダーだったオミッド・モスタギミが、パワートレインズ・エレクトロニクスおよびERSの責任者に就任する。
メルセデスのF1パワーユニット・コンセプト・チームリーダーだったピップ・クロードは、メカニカルデザインERSの責任者に、トラックサイドおよび最終車検マネージャーだったスティーヴ・ブロディが、ICEオペレーションのグループリーダーになる。メルセデスのエンジニアリング・チームリーダーだったアントン・メイヨが、PU設計ICEの責任者に起用された。
クリスチャン・ホーナー
「レッドブル・パワートレインズを通じてF1のあらゆる活動を社内に持ち込むというレッドブルの使命は、非常にエキサイティングな取り組みであるが、非常に要求が厳しい取り組みでもある。最も優秀な人材を採用し、彼らに正しい道具を与え、彼らが成長できる正しい環境を構築することによってのみ、成功するとわかっている」
「今日の重要なリーダーシップチームの任命は、この目標に対する我々の強いコミットメントを証明している。そして我々は、膨大な数の優秀なエンジニアにアクセスできるので、英国にあるキャンパスから恩恵を受けている」
「新しいテクニカル・ディレクター、ベン・ホジキンソンや、ホンダ・レーシング・ディベロップメントから残留する重要な人材と協力し、今日発表された上級職員のひとりひとりが、レッドブル・パワートレインズのプログラムに経験と専門知識と革新的創造性を持ち込み、将来に向けて最強の技術プラットフォームを提供してくれる」
新メンバーの開始日(入社日)はまだ発表されていない。
ホンダが2021年末にF1から撤退すると発表したとき、レッドブルは自社のエンジン部門(レッドブル・パワートレインズ)を設立し、2024年末まではホンダの技術を使い、新方式が導入される2025年に独自のパワーユニットを製造すると決めた。
近い将来、さらなる採用が予定されており、メルセデスから6人を引き抜いたことは、スタートに過ぎない。レッドブルは、今後数週間以内にメカニカル部門の新責任者を発表するとしている。
-Source: The Official Formula 1 Website
2021年04月27日
レッドブル、ベン・ホジキンソン(メルセデス)をパワートレイン部門責任者に招聘:公式発表