ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)2021年F1カタールGP

今週末のサウジアラビアGPでは、11月28日のウィリアムズ創設者の逝去を受け、チームのマシンにはサー・フランク・ウィリアムズへのトリビュートが施される。

マシンの特別カラーリングは、チームが今週末に予定している彼への追悼イベントのひとつである。

チームは昨年、ウィリアムズ家から現オーナーのドリルトンに売却された。しかし、チームの車両パフォーマンス部門の責任者であるデイブ・ロブソンは、創設者が他に類を見ないほど重要な人物であることに変わりはないと語った。

「先週末に起きた悲しい出来事により、ウィリアムズ組織の家長でありリーダーであったサー・フランク・ウィリアムズがいない初めての週末のレースとなる。彼はここ数年、サーキットに来ることはほとんどなかったが、それでもガレージでは強い存在感を示していた。彼の情熱、力、そして惜しみない熱意、彼の名を冠したマシンでレースをする幸運な我々にさらなるモチベーションを与えてくれた」

「先週末、ひとつの時代が終わったが、フランクの遺志はこれからも受け継がれ、我々は彼の記憶を誇りとし、インスピレーションの源として、彼が期待していた方法でレースを続けていく。ウィリアムズ家の皆様には心からのお悔やみを申し上げるとともに、これからも彼の伝説に敬意を払い続けていくことを約束する」

ラティフィ、ラッセルもコメント

ドライバーのニコラス・ラティフィは「今週末はチーム全員がサー・フランクのためにレースをする」と語った。

「彼のF1への貢献は過小評価することはできない。世界の舞台で彼の名前を代表することは名誉なことだ」

ジョージ・ラッセルもウィリアムズに敬意を表し「チームとして、僕らは彼が望んでいたであろう方法で敬意を表する決意を固めている。つまりレーシングだ」と述べた。

「彼が直面した逆境だけでなく、事故後にチームが成し遂げた成功のおかげで、サー・フランクは英国スポーツ界において非常に重要な人物だった。彼は多くの人が尊敬する人物だった」

「彼はファクトリー全体を車椅子で回り、彼が部屋の中にいると存在感があった。彼がいたからこそ、チームは仕事に集中し、献身的に取り組むことができた」

ウィリアムズは、今週末に初のF1レースが開催されるサウジアラビアと特別な関係にある。チームは、1980年代初頭に国営航空会社サウディアから多大な支援を受け、初のワールドチャンピオンを獲得したときもサウディアのカラーリングだった。

-Source: RaceFans