ニコラス・ラティフィとアレックス・アルボン(ウィリアムズ)

ウィリアムズ・レーシングは、ニコラス・ラティフィとアレックス・アルボンが、2022年FIAフォーミュラワン・ワールドチャンピオンシップのドライバー・ラインナップを構成することを発表する。

ニコラスは、4年連続でチームに在籍し、レース・ドライバーとしては3年目を迎えることになる。アレックスは、1年間レッドブル・レーシング・ホンダのテスト&リザーブ・ドライバーを務め、DTMで1回優勝したあと、F1グリッドに復活する。アルボンはスクーデリア・トロ・ロッソからF1に参戦しており、2020年はレッドブルに昇格し、2回表彰台に立った。

ヨースト・カピート(ウィリアムズ・レーシングCEO&チーム代表)

「2022年のドライバー・ラインナップを発表することができて嬉しく思う。アレックスをチームに迎え、ニコラスとの関係を来年も継続することを喜んでいる。我々は、新しいラインナップに非常に興奮している。ふたりとも、若さと経験が見事に調和しているので、チームにとってぴったりであるだけでなく、次のステップに進む手助けをしてくれるだろう」

「アレックスは、モータースポーツ界で最もエキサイティングな若手ドライバーのひとりであり、レッドブル時代にF1で多くの経験を積んでいる。複数回の表彰台に上り、ドライバーとしての彼のスピードを強調している。彼はグローヴのチームにすぐになじむと思っている。一方ニコラスは過去3年間、そのハードワーク、勤勉さ、前向きな姿勢で常に我々を感心させている。彼はウィリアムズ在籍中に成長を続けており、今シーズン、初ポイントを獲得するなど、印象的なF1ドライバーに成長した」

「我々は、チームとしての勢いをつけ、2022年に目を向ける前に、今シーズンをできるだけ上位で終えることを楽しみにしている」

ニコラス・ラティフィ

「さらに1年、ウィリアムズで続けることにワクワクしている。F1の新規約もその一部だが、チームが新しいオーナー、経営陣、技術陣を迎えて、競争力のある方向に進んでいるからでもある」

「このチームに来た初日から居心地がよかったし、自分の前向きな軌道を継続するのにふさわしい場所だと思う。来年の機会を活用することができように、少しずつ改善していくことが目標だ」

「来年のマシンに乗ることにとても興奮しているし、誰にとっても新しいスタートのようなものだ。この変化の一部になることを光栄に思う」

アレックス・アルボン(ウィリアムズ)

アレックス・アルボン

「2022年にF1のレースシートに戻れることに本当に興奮して楽しみにしている。1年間F1を離れると、戻れるかどうかわからないので、僕を信じて、グリッドへの復帰を助けてくれたレッドブルとウィリアムズにはとても感謝している。また、ウィリアムズが今年チームとして進歩するのを見るのは素晴らしかった。2022年にその進歩を助けるのを楽しみにしている。今の僕は、レッドブルでテスト&リザーブ・ドライバーの役目に戻り、今年のワールドチャンピオンシップ争いをしているチームを助けることだ」

ニコラス・ラティフィとアレックス・アルボン(ウィリアムズ)

アレックス・アルボンは、GP3シリーズやFIAフォーミュラ2チャンピオンシップで複数回レースに優勝するなど、ジュニアカテゴリーで見事な成績を残しており、モータースポーツ界で最も高く評価されている若手ドライバーのひとりである。タイ系イギリス人のアルボンは、2018年のF2シリーズで、DAMSでイラン系カナダ人のラティフィと一緒にレースをしたことがあり、新しチームメイトのことをよく知っている。

一方、ニコラス・ラティフィは、ウィリアムズでの最初の3シーズンで印象的な活躍を続け、詳細なフィードバックと意欲的なアプローチで、チームのパフォーマンス向上に貢献してきた。彼は今年のハンガリーGPで初ポイントを獲得し、ベルギーGPでもポイントを追加した。

-Source: Williams Racing