ヨースト・カピートヨースト・カピート、ウィリアムズF1チーム代表

新オーナーであるドリルトン・キャピタルの登場を受けたウィリアムズの再編成が続いている。サイモン・ロバーツがF1チームを去り、CEOのヨースト・カピートがチーム代表の任務を引き継ぐことになった。

サイモン・ロバーツは、昨年6月に新設されたマネージング・ディレクターとしてウィリアムズに加わり、昨年8月にウィリアムズ一族がチームを売却した際には、チーム代表代理を務めた。彼は、移行の管理を任されていたので、クリスマスまでにチーム代表になった。

4ヶ月前にチームに加わったヨースト・カピートはチームの見直しを行っており、CEO就任から100日後には、報告体制を簡素化するために社内の組織再編を完了すると決定した。そのためサイモン・ロバーツのチーム代表(チーム内ではレーシング・ディレクター)は存在しなくなった。

ヨースト・カピートは、チーム代表に就任し、サイモン・ロバーツが担当していたトラックサイドの指導は、テクニカル・ディレクターのフランソワ-グザヴィエ・ドゥメゾンに引き継がれ、ファクトリーとレース・トラックの技術面を担当する。

サイモン・ロバーツ

ヨースト・カピートは「サイモンは、過去12ヶ月の移行中、重要な役割を果たしてくれた。その間の彼の大きな貢献に感謝したい」と述べた。

サイモン・ロバーツは「ウィリアムズ一族がF1から去ったあと、チーム代表を務めることができたのは喜びだった。しかし、移行が順調に進んでいる今、わたしは新たな挑戦を楽しみにしている。チームの皆さんの今後の活躍を願っている」と述べた。

これにより、サイモン・ロバーツにとってウィリアムズでの激動の12ヶ月間が終わる。彼はマクラーレンで17年近くオペレーション・ディレクター、チーフ・オペレーティング・オフィサーを務めたあと、ウィリアムズに移籍し、今回の異動により、ウィリアムズでの激動の12ヵ月が終わる。

サー・フランク・ウィリアムズとクレア・ウィリアムズの退任を受け、大きな変化の時期に、彼は技術、オペレーション、計画立案の各部門でチームの日常的な運営を見守るという大役を担った。彼の将来の予定については、まだ不明である。

-Source: The Official Formula 1 Website
2021年03月23日
ウィリアムズ、フランソワ-グザヴィエ・ドゥメゾンを技術責任者に任命:チーム公式発表